† 第捌話 †

 

サンジのあまりに激しい痙攣に、犯していた男が、ぐうっと呻く。

床を突っぱねていたサンジの両腕からがくりと力が抜け、全身が弛緩する。

「ん………っふ………」

サンジの顔は陶然としていて、うっすらと笑みすら浮かんでいる。

口の端から舌が覗いていて、涎が床に糸を引いている。

足先がぴくぴくと細かく震えている。

時折、ひくっ、ひくっ、としゃっくりのように体が痙攣する。

「こいつ…、ドライでイキやがった。」

「マジかよ。」

「ケツん中とチンポの中から前立腺こすられちゃあなあ。」

「見ろよ。すげぇエロい顔。」

「イキ顔たまんねぇなあ、こいつ。」

「…ケツん中もすげぇぜ。」

サンジを後ろから犯している男が言う。

「マジでか?」

「すげぇ。トロトロで柔らけェのに…、ぐにぐに動きながら締めてくる…っ!」

その顔には余裕ひとつない。

「なんだ、このケツ孔…っ…。」

苦しげにすら見えた。

 

それを聞いて、傍観していたオーナーが笑う。

「絶品だろう? 姫君のアナルは。」

挿れている男はもう聞こえていない様子で腰を動かしている。

突き上げるたびに、

「あっ…あっ…」

と、サンジが声を上げていて、早くも次の快楽の波を捕まえていることがわかった。

「おい、早く代われよ。」

焦れた別の男が、サンジを犯している男の肩をどついた。

「うるせぇっ! 待てよ、もう、少しっ…!」

サンジを犯している男は抽迭に夢中になっている。

「すげぇ、イイっ…。」

別の男が舌打ちをしてサンジの顔の方に回った。

床に頽れているサンジの金髪を引っつかんで、掴み上げる。

ぶちぶちと毛の切れる音がした。

男は強引にサンジの上体を引き上げると、

「お嬢ちゃんのケツが空くの待ってられないからさー、お口でやってよ。いっつもカレシのちんぽ、ぺろぺろしてるみたいにさぁー。」

半開きになった唇に、自分の勃起をねじ込んだ。

「ん、ぐ…………」

抵抗らしい抵抗はない。

サンジはおとなしく口淫を受けている。

「んむ、ん…、むぉ…、んく…。」

四つんばいの姿勢で、前から口を、後ろから後孔を犯されている。

尿道を性具で犯されている性器は、一度達したにもかかわらず、射精を許されなかったせいか、勃起したままだ。

「口の中もすっげえいいぜ、こいつ。」

サンジにイラマチオさせている男が、そう言いながら、がつんと根元まで剛直を突っ込んだ。

えうっ、とサンジの喉がえずく。

強烈な吐き気を感じているのだろう、サンジの喉仏がごろごろと上下した。

それでも男は構わずにサンジの喉の奥まで剛直を突っ込む。

「ぐ…ぅえっ…げ…、ぐう…、おえ…っ。」

「ちんぽ噛むんじゃねぇぞ。噛んだら今度は尿道が焼けるほど電気流すからな。」

「むォォ、んむっ…んむぅ、むうううーっ」

「おい、あんまり喉の奥まで突っ込むな。泣いてんぞ、可哀想に。」

「てめェこそ早くケツ代われよ。いつまでも突っ込んでんじゃねェ。」

「けどよ、すっげぇ…イイんだよ、こいつのケツ。」

「だから代われってんだろうが。」

後孔にも口にもあぶれた男達が未練がましくサンジの肌を撫でる。

「男のくせにすべすべだなァ。」

「ノース産なんじゃねェか? 北生まれの肌は絶品らしいぜ。」

「金髪だしな。ノースだろうな。」

「っ…やべ、俺、イクわ。」

サンジの後ろを犯していた男の腰が、ぶるりと震える。

「ん、う…、う…、」

サンジが目を見開く。

ずるり、と男がサンジの後孔から性器を引き抜いた。

白濁を滴らせながらぽっかりと開いた後孔が、ゆっくりと締まっていく。

「おお、締まってく締まってく。」

「すげぇな。どんなケツだよ。」

「次、俺な。」

次の男がサンジの後ろからのしかかる。

ぬちゅ、と音がして、締まりかけた濡れた孔に、赤黒い性器が沈んだ。

「んんんーーっ…!」

「あー気持ちいーわ。なるほど、これはいい孔だわ。さすがお便所様。あー…。」

「だろ。」

「お便所様も気持ちよさそうですねー。ちんぽ勃ちまくり。」

誰かが尿道をふさがれたままのサンジのペニスを握った。

「むぐうっ!」

「ッ! おい、すげぇ締まったぞ、今。」

「喉もぎゅってなった。何やったんだよ。」

「ちんぽ弄ってやったんだよ。…なぁ、こいつのちんぽ舐めていい?」

「ちんぽ舐めるんなら、ちんぽハーネス外せよ、口ン中に電気流れるぞ。」

「りょーかーい。」

「一回体起こすか。おい、口からちんぽ出せ。」

言われて、サンジにイラマチオさせていた男が、しぶしぶサンジの口から性器を引きずり出す。

途端にサンジがげえげえと嘔吐し始めた。

先刻飲まされたばかりの白濁と胃液のまじったものが床を汚す。

その様子を見て男達がはやし立てた。

「あれあれー? いい子にするんじゃなかったっけか、お嬢ちゃんは。」

「大好物のおちんぽ食べさせてもらってゲロ吐いていいのかなあ。」

サンジの顔色が変わる。

その目はすっかり怯えきっている。

「あ、ごめ…ごめんなさい…ごめんなさい…っ…。」

「悪いと思ってんなら口開けな。」

体を起こされ、床に座らされたサンジが、おずおずと口を開ける。

男の一人がその口に再び陰茎を突っ込んだ。

「うぐぅっ!!」

サンジの髪を掴んで頭を揺さぶりながらその喉の奥を満遍なく犯す。

後孔を犯すような速さで頭を動かされた。

「おらおら、うめェか? うめェだろ?」

がくがくと喉の奥に凶器を突き立てられ、サンジはもちろん返事することなど出来ない。

「喉にぶちまけてやる。全部飲めよ!!」

男が力任せに自分の股間にサンジの頭を押し付けた。

「げぶっ!」

サンジの喉がおかしな音を立てるが、男は容赦しない。

「吐くな、つってんだろうが!!」

男は、サンジが精液を全て飲み下すまで、サンジの頭を自分の股間から放そうとはしなかった。

 

 

幾度か嘔吐しそうになりながらも、サンジが男の精液を全部飲み干す。

「うめェか?」

聞かれて、サンジは力なく頷いた。

「うん、じゃねェよ。“おちんぽミルクおいしいです”だろうが。」

「…おちんぽミルクおいしいです…」

言われたままに繰り返す、生きた人形。

「ちんぽがうめえとさ。」

男達がまた笑う。

「そんなに好きならもっと飲ませてやらなくちゃなあ。」

待ち構えていた次の男が、サンジの鼻先に性器を突きつける。

サンジはそれを従順に口内に導く。

「おい、何フェラさせてんだよ、体起こすっつったろ?」

「うるせぇな、このまま起こせよ。あー口ン中きもちいー。」

「こいつ、ベロ薄いよな。」

「それがひらひらしてキモチイイ。くちマンコだ。くちマンコ。」

「口もケツもおマンコですか。男やめた方がいいなあ、そりゃ。」

口々にはやしたてながら、男達はサンジの体を起こし、背後にいた男が、床に座り込んで胡坐座の中にサンジの尻を落とした。

「ひあぁっ!」

自重で深く貫かれ、サンジが嬌声を上げる。

「背面座位ー。」

「ほーらケツに挿れたまま股開け。」

「ケツもうまそうにちんぽ食うねぇ、お嬢ちゃん。」

サンジのペニスを舐めたがっていた男が、性急な手つきでサンジの股間の性具を外す。

尿道を犯していた長いチューブがずるずると引き出され、サンジは喘いだ。

そこは何度も強引にこじ開けられたせいで、ぽっかりと口を開け、鮮やかなピンク色の粘膜を露出させている。

「さすがにションベン孔はケツみてぇに締まってはいかないな。ほーれ、ぱっくり。」

「………あ………ふ…っ………」

尿道口がひくひくと蠢き、精液混じりの半濁の尿がちょろちょろと漏れ出す。

「あーあ。お漏らししちゃってぇ。ま、こんだけ広がりゃ漏らすか、そりゃ。」

「指突っ込むのはまだ無理か。」

「だーいじょうぶー。ちゃあんとガバガバに広げてから指突っ込んであげますからねー。」

「こんなピンクのちんぽ、ガバガバにしちまうのか。すげー。」

「中もきれーなピンク。早くここに指突っ込んでこりこり擦ってやりてぇなあ。」

「裂いちゃいけねぇッてお達しだからな。やさしーくガバガバにしてやっからなー。」

「結局ガバガバにはすんのかよ!」

げらげら笑いながら、男がサンジのペニスを舐め始めた。

「ぅくうっ…!」

サンジが眉を顰める。

「痛ェかー? かーわいそーに。」

「あんだけ痛めつけられたチンポの中舐められたら、そりゃ沁みるよな。」

「構うこたねぇ、チンポん中ぺろぺろしてやれよ。ぺろぺろーってな。」

「あうううっ……!」

「歯は食いしばっちゃダメですよー。おくちは俺のチンポを舐めるんですよー。」

「んむ………っ!」

その男もまた、サンジの喉の奥まで性器を激しく付き込み始めた。

苦しいのか、サンジの手が抗うように弱々しく空を掻く。

「やべ、おれイキそー。」

サンジにイラマチオさせていた男が早々に言い出す。

「マジかよ。早漏か、お前。」

「だってよ、なんかエロいんだよ、こいつ。」

「そりゃ極上のお便所様だもんよ。」

「顔にかけてやれよ。おちんぽミルク大好きだもんなー?」

「うあーマジ出るわ、俺っ…!」

いきなり男がサンジの口の中から性器を引き抜いて、激しく手淫しだした。

「口開けろ、おらァ!!!」

従順に口を開けたサンジの顔面に、思い切り射精する。

サンジの目元にぶちまけられた男の濃い精液は、ねっとりと垂れていって、開いたままの口の中に入り込んだ。

「舌突き出して舐めろよ。じっくり味わってな。」

言われるままに、サンジはおとなしく舌を伸ばして自分の顔にかかった精液を舐めた。

紅い、薄い舌が、まるでおいしそうに、大切そうに、精液を舐めとる。

「飲み込むな。口に溜めるんだ。」

サンジはどこかうっとりした目で、憑かれたように精液を舐める。

あまつさえ、自分の指で精液をこそいで、それも舐めた。

「口開けて中見せろ。」

サンジが口を開ける。

男達が笑った。

「口ん中ザーメンだらけだな。」

「嬉しいか? 嬉しいよな。便所だもんな。」

「よし、いいぞ、飲み込め。」

こくん、とサンジの喉が動く。

「うまかったらうまいって言え。」

「…おちんぽミルク…おいひいれす……」

先ほど教えられた言葉を繰り返すサンジ。

もうその顔に、ひとかけらの知性も見えない。

 

それまでゆっくりと下からサンジを犯していた男が、何の前触れもなくいきなりがつんと大きく突き上げた。

「あああっ!」

サンジが身悶える。

「休んでる暇なんかねぇぞ、お嬢ちゃん。」

がつがつと激しく揺すぶられる動きに、サンジの股間を舐めていた男が離れる。

「ひあっ、ああっ、や、あああ、アアアアッッ!!」

「感じれば感じるほど締めてくんだな、こいつ。」

「ちんぽ勃ちっぱなしだな。トコロテンすんじゃねぇ?」

その言葉に、男は、突き上げる動きをやめて、こね回すような動きに変える。

「う…、あ、アッ、あっ、あーっ、や、だめだ、それ、だめ、ダメっ…!」

サンジが激しく頭を振りながら、だめ、と何度も口走る。

男の口元に満足そうな笑みが浮かんだ。

「だめ、じゃねぇんだよなぁ? イイんだよなあ? イイならイイって言えって言ったよなぁ?」

「ひ! い、イイっ…イイ、ああっ!」

「すげぇ締め付け。締まってんのにぐにぐにしてて、こいつ、感じてんの前立腺だけじゃねェな。奥でも感じてんな。」

ずぷっと奥に突き入れられる、

「ひぃやあああっ!」

サンジの体が跳ねる。

「やあっ、やだあああっ!!! ケツの中、熱いッ!! 熱い熱い熱い熱いイイイイイイ、イイっ、いいいいいッッッッ!!!!!!! イクっ…! イクイクイク、イクうぅぅぅあああああッッッッッ!!!!!」

触れられもしていなかったペニスの先が、ぷくりと膨らんだかと思うと、とぷっと白い液が溢れた。

それは勢いなく、けれどとめどもなくとぷとぷと溢れ続けた。

「イッた。イッた!」

「エロいイキ方すんなぁ、こいつ。」

「かわいー。」

「19の男に可愛いはねェだろ。」

「ぎりぎり可愛いでもいけんだろ。19にゃあ見えねェしな。」

「オーナー、こいつ、何歳で売るんですか?」

「全身脱毛して、少し顔に肉つけて、16ってとこだな。」

「16だとよ。」

「やべー、俺16歳に中出ししちゃったよー。」

「なに、お前、出したの。」

サンジを犯していた男が、ずるりとサンジの中から濡れた性器を引き抜いた。

「今ので出ちまったよ、もったいねぇ。イッた瞬間のこいつのケツ、すげぇぞ。」

男はサンジの上半身を突き倒して、サンジの尻を持ち上げ、尻たぶを割り開いて覗き込んでいる。

ひくひくと痙攣の治まらない後孔がはっきりと見えた。

「うわ、ほんとだ。ぴくぴくしてる。エロいなあ。」

ぐちゅ、と男の一人がそこに指を突っ込んだ。

「あう……!」

ぐちゅぐちゅと孔をかき混ぜる。

「ザーメンだらけ。奥までひくひくしてるな。おー締めてくる締めてくる。」

「すげぇエロ孔だろ。」

「たまんねぇな。俺にも中出しさせろよ。」

次の男が無造作に挿入した。

ぐちゅり、と卑猥な音を立てて、サンジの後孔が男を受け入れる。

「アアッ!」

「前立腺擦りながら奥に思いっきりぶちこんでみな。すげぇから。」

挿れた男はサンジをうつ伏せにして顔を床に押し付けて腕を後ろに拘束してから、尻を高く突き出すように持ち上げた。

そうしておいて、陰茎をサンジの後孔に挿れたまま、真上からの角度をつけて、勢いよく突っ込んだ。

ずぷん、とあられもない音がした。

「きひゃあああッッッ!!」

萎えかけていたサンジの性器に一瞬で芯が入る。

見開いた目からぶわっと涙が溢れた。

「…………すげ…………」

挿れた男が感嘆したように呟いた。

男がぎりぎりまで剛直を引き抜く。

カリに掻き出されて、泡立った精液がじゅるりと垂れてくる。

再び男から真上からサンジを貫く。

ばちゅん、と濡れた肉を打つ音がした。

「ヒイイッ!!」

サンジの全身が病的にびくびくと痙攣する。

男は構わず、ぐぷん、ぢゅぽん、と何度も何度も抽迭を繰り返した。

「ひいっ! あひぃっ! はひゅうッ! ひ、ひぐ、ひぐからッ、ひぐからやめてっ…、やめてへッッ!!」

「どっちだよ、イクのか死ぬのか?」

「ケツ…壊れ゛…、壊れ゛ちまう゛よぉっ…」

「壊れねェよ。血も出てねェんだぜ? 丈夫なケツでよかったなあ。」

「はひっ…、ひ…やあ…、壊でる…、死んじまう…う、ひうあ…あううう…、ああん……」

「ノース産の醍醐味だよな。白人ってなケツだのチンポだのやーらかくできてんだよ。」

「おらっ! 奥まで咥え込めっ!!」

「んくおおッ! や、やめ…っ…、あはあッ!! あぅぅぅ…ふうぅ…、ケツがあ…、もぉ…」

「だからこんなちっせぇ尻孔にぶっといの刺されても、あんあん言っちゃえるんだよなー。」

「あふっ、あふぅッ!! 奥…奥はやだ…奥だめ…奥ダメ、だめダメだめ、奥イクぅぅぅっ…イクっ、ぅ、だめぇ…」

「だめなんだかイクんだか、しょーがねぇな。このお便所様は。」

男の一人がサンジの髪を掴んで顔だけを起こさせて、

「おい、イクのかよ!?」

と、耳元に怒鳴った。

「イク、イきます、ケツ、きもちいから、イク、奥が、こりこりっってぇ…!」

金色の髪を振り乱して、ぼろぼろと涙を流しながらサンジは遂情を請う。

「どこをこりこりしてほしいって?」

「ケツの中、ケツのいち、ばん、おくぅっ…! そこに、あ、るの、きもちい、とこ…っ!」

「奥? 奥がいいのか? こっちが?」

犯していた男が、真上からの掘削をやめて最奥めがけて、がつんと穿つ。

「ひいいいっ! そこ、そこ、キモチイ、キモチイイいいいい、奥ぅ、もっと奥ぅっっっっ」

「やっぱこいつ、奥でイけるみてぇだな。」

「おい、前立腺に触らず奥だけつっこんでみろ。」

「……いや、俺、無理。…奥挿れた途端、ぎゅーって、こいつン中。……ちんぽ溶けそー、きもちいー…」

挿れた男がぶるぶるっと体を震わせた。

射精したらしい。

「お前、何呑気に射精してんだよ、奥犯せって言ってんだろうが。」

仲間達がそれをさんざんに罵倒している。

サンジはイキそびれたようで、

「なぁ…、なぁ、もっと奥、奥ぅ…キモチよくして…なんでぇ…?」

と甘えた声でねだり続けている。

「ああ、かーいそーになぁ。イクとこだったのになあ。」

男の一人がサンジの唇をべろべろ舐めながらそれを宥めた。

 

 

サンジはその白くしなやかな肢体をくねらせて、

「なぁ、挿れて、くれ、よぉ…、奥…ぐちゅぐちゅってして…、なぁ、奥に、あるの、きもちいとこ、ちんこ…おちんぽ、いっぱい挿れて…、硬くて、大きいの、挿れてくれよ、なぁ…」

と、せつなげな声でねだっている。

甘い媚態を含んだ艶っぽい仕草に、誰もが生唾を飲み込んだ。

「まじで可愛いな、こいつ。」

男の一人がサンジの耳元に唇を寄せる。

「挿れて欲しかったら自分でケツ孔開いて誘ってみろよ、お嬢ちゃん。」

にやにや笑いながら言われたその言葉に、サンジは一瞬きょとんとして、すぐににこりと微笑んだ。

それは男達の虚を突くほどに幼いあどけない笑みで、男達は一斉に息を呑む。

そんな男達の様子など意にも介さずに、サンジは仰向けになると、男達に向かって大きく足を広げた。

更に自分の膝裏を抱え上げて男達にその後孔を曝け出す。

「………ここに………挿れてくれよ………おちんぽ……いっぱい……な?」

嫣然と微笑む。

呆然としていた男達の目に、嗜虐の光が宿る。

「よく見えねェな……。ケツ孔、指で広げて見せてくれよ……。」

サンジが膝を胸元にまで引き寄せて、自分の尻を鷲掴みにして割り開く。

ピンク色のそこは、ひくひくと淫らに蠢きながら、男達の精液で濡れていた。

女の膣口のように。

「もっと…ケツ孔上に向けろよ。奥まで見せろ……。」

言われるままに、サンジが尻を浮かせて後孔を天に向ける。

こぷ…と後孔から男達の放った精液が垂れる。

「おいおい…、挿れてやりたくてもそこはもうザーメンでいっぱいじゃねェか。」

「ああ…。お嬢ちゃん、ケツん中のザーメン、自分でひりだしてみろよ。」

サンジはとろんとした目で男達を見ている。

「ケツからおちんぽミルク……出します………、み、見てくださいぃ…っ。」

サンジの指に力が入り、自らの後孔を広げた。

くぱっと口を開けた後孔から、泡立った精液がぷちゅぷちゅと音を立てながら溢れてきた。

白濁した液は、尻を伝い、とろーっとサンジの背中の方を伝っていく。

脳を焼くほどに扇情的な光景だった。

「…たまんねぇ……まじでたまんねぇ、こいつ……。」

誰かがサンジの尻に触れる。

それをきっかけとして、男達は先を争ってサンジの尻に手を伸ばした。

ぐじゅっと音を立てて、節くれ立った指がサンジの後孔に突き立てられる。

「あぅ…んッ!!」

次から次へとその指は増える。

そしててんでバラバラに、奥をぐちゅぐちゅとかき混ぜたり、ふちを引っ掛けて限界まで排泄口を広げてみたり、ぐりぐりと前立腺をこねあげたり、尻肉を揉んで感触を楽んだりする。

「あああんッ! やぅぅぅっ、ひぃんんんっ!」

サンジの体は与えられる快楽に素直に反応を返した。

「こいつ、肌も柔らけぇけど、体も柔らけぇな。」

誰かが言った。

確かにサンジの体は膝が顔につきそうなほど折り曲げられ、その柔軟さを見せ付けている。

「なぁ、こいつ、自分のチンポ、フェラできんじゃねぇか?」

「おもしれぇな。」

「おい、自分のチンポ咥えてみろ。」

ぐうっと更に体が折り曲げられた。

「…ふ………む…ぐ…ぅぅん………」

半開きのサンジの唇に、堅くなってふるふると震えているサンジ自身のペニスが押し付けられる。

一瞬驚いたようにぴくりとしたサンジは、けれどすぐに、憑かれたように自分のペニスを舐め始めた。

「銜えやがった。」

「おい、ケツ穴にもっと指突っ込んでやれ! このまま射精させてやる。」

ずぶっとサンジの後孔に何本もの指が沈む。

「んくうううううっ!」

自分のペニスを咥えたまま、サンジが喘ぐ。

 

「指じゃ足りないでしょう…? どうぞこれを使ってください。」

いつの間に来たのか、男達のすぐ後ろからピアノ弾きが声をかけた。

その手には性具。

それは男根の形を模していたが、おぞましいほどに太く長く、ぼこぼことした逆立った鱗のような突起がびっしりと幹を覆っていた。

「へへへ…。そりゃケツ用じゃねェんじゃないっすか?」

男の問いに、ピアノ弾きは笑みで返す。

男達もつられてげらげらと笑い出した。

「ケツマンコなんだからマンコ用で問題ないだろ。」

「違いねぇ!」

性具を持った男が、その太い先端をサンジのひくつく後孔に宛がった。

 

ずぷ…

 

さんざんに拡張されたピンク色の華奢な窄まりは、驚くほど柔軟に広がって、ボリュームのある先端を難なく飲み込んだ。

「んんうううー…っ…」

男達は欲望に血走った目で、飲み込まれる性具を凝視している。

ごつごつした幹を半分ほど飲み込んだとき、サンジの尻がびくりと震えた。

「イイトコロに当たりましたか…? サンジ…。」

恍惚とした表情でピアノ弾きが囁く。

男がずるりと性具を引き抜く。

「ひいっ!」

サンジが悲鳴を上げた。

男が再びずぶりと性具を押し込む。

「あふぅっ…!」

「ここんとここりこりされんの好きか?」

男が性具を引き抜いたり押し込んだりを繰り返す。

ぐっちゅぐっちゅと猥雑な音がたつ。

「ああんっ、あ、はあっ…!」

「おい、おくちからチンポが離れちゃってんぞ、お嬢ちゃん。」

男の一人がサンジのペニスを掴んで、まるで牛の乳絞りをするかのような勢いでごしごしとしごきながら、先走りをあふれさせる亀頭をサンジの口元にぬるぬるとなすりつけた。

「はひっ、ひぃんっ、ひうう、ひいーっ!」

「おい、あんまり強くすんな。ケツが締まっておもちゃが抜けねェ。」

「こんだけケツずぼずぼされて、まだ締め付けてくんのかよ。」

「奥まで一気にやっちまえよ。奥大好きだもんなあ?」

「……は、いぃぃ……っ、おく、だいすきぃ………ぁぁぁ………」

男が性具を持った手に力を込める。

ずぶずぶずぶずぶ、と、中に溜まった精液を溢れさせながら、柔らかな粘膜を、無骨な性具が暴いていく。

「っっっき、ぃぃぃいいぃぃぃいいッッッ!!」

「深いですか? サンジ…。」

「………ふ、かぁ…いぃぃぃっっっ、キモチぃっ………きもちいっ………」

「きもちいーんだ。すげぇな……。」

「まだ奥までいけるぜ?」

「……ぁっ………ぁっ………ぁっ………っっっ…」

男が力を込めなくとも、サンジの後孔はひくひくと蠢いて自ら性具を飲み込んでいくようにも見える。

あれほど太く長く見えた性具が、根元近くまでサンジの中に埋まる。

「すっげぇ………。女でもいねぇぞ、これ根元まで挿れる奴。」

「こんなんじゃ全然足りねェんだよ、この淫乱は。」

「ああ……もっとデケェの挿れてやらねェと………。」

「それならお誂え向きのがありますよ…。」

「……え、まさか…。」

「そう…、そのまさかです…。」

「“椅子”ですか…?」

くくくっとピアノ弾きが楽しそうに笑う。

男達が熱に浮かされたような目でお互いを見やり、おもむろに性具を一気に引き抜いた。

「ああああああああああッッッッッ!!」

排泄孔を赤くめくりあげながら性具が引き抜かれる。

サンジの内股がぴくぴくと震える。

「またイキやがった。」

 

サンジの顔に、サンジ自身の放った精液が飛び散っていた。

 

2006/12/20
改定 2008/12/24

 


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