― 「GM」「GS」「XG」 ―

さて、いきなり訳のわからん略語が3つも出てきてお困りでしょうが、これは俺も困ってるんです。ええ。

このGMだのGSだのXGだのは、MIDIの規格の種類です。MIDIの規格は現在3種類あるという訳です。例えばXGの規格で作られたMIDIをGS音源(後述)で聴いてみると、なんだか意味不明になっていることがあります。では、それぞれの規格について紹介してみましょうか。

GM(General MIDI System Level 1)というのはMIDIの最も基本的な規格です。「ジーエム」と読みます。この規格で打ち込んでおけばとりあえず「GS音源」でも「XG音源」でも聴けます。とにかく多くの人に自作MIDIを聴いてもらいたいのであればGMで打ち込んでおくと良いです。が、なにしろ基本的な規格なので、曲の表現力は弱くなります。音色(音の種類)は127+1ドラムセットだけ、インサーションエフェクト(後述)も限られています。

最近、GM2というのが登場しましたが、これはGM1の発展規格です。まだあまり使われてないようです。今のところ、「GM」と言ったら「GM1」を指します。当講座でもその方向でやっていきますんでよろしく。

GS(General Standard)というのはRolandの提唱した規格でXGというのはYAMAHAの提唱した規格です。両者ともにGMの発展規格です。拡張機能や音色の追加があり、曲の表現力も大幅に上がっています。実際はこのどちらかあるいは両方の形式で曲を公開する人が多いです。


さて、こういった感じで3つの規格があるわけですが、これで作ったデータは主にSMF(Standard MIDI File)、読み方は「エスエムエフ」もしくは「エスミディ」、拡張子はmidで公開されます。SMFというのは、扱うソフトが違っても共通してデータの読み書きが出来るように作られた規格で、GMの標準規格です。これは「GM」「GS」「XG」とはまた別の規格です。つまるところ関係無いです。無視してください。


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