― 音源について ―

さて、MIDIというのは「音の長さや高さ、音色などを数値化したデータ」な訳で、「実際に発音される音」のデータは含まれていないという訳です。だからMIDIデータは凄くサイズが小さいんです。これ重要。

だからその「実際に発音される音」は別に用意しておく必要があります。これがMIDI音源です。

最近のパソコンには標準で音源が搭載されてます。一応これでも十分MIDIは聴けるんですが、なにぶんショボいです。そこで「MIDI音源」を用意する必要があります。気合を入れて買ってください。買ってしまえば「使わないともったいない」てことで打ち込み似も精が出るというものです。

とはいえ、まあ金をかけたくないんであれば内臓音源でも十分です。winにはマイクロソフトGMなんたらっていうのが付いてますし、サウンドボードがサウンドブラスターってのだったら「Sound Blaster Live!」という音源が内蔵されてます。どちらもGM音源です。

で、それだとショボいので音源を用意するって場合ですが、先にも述べたとおり、GMとGSとXGという規格がありますんでよく考えましょう。ちなみにキーボードに内蔵されてる音源はまずGMです。

音源といってもこれまたピンキリです。とりあえずサウンドボードだのキーボードの内臓音源を除くと、大きく分けてソフトウェア音源ハードウェア音源があります。

ソフトウェア音源は文字通りソフトウェア型の音源で、パソコンにインストールしてパソコン内で動作するものです。最近はソフトウェア音源もかなり進歩してきましたが、やはり一般的にはソフトウェア音源はハードウェア音源より表現力に欠けるというのが重要な点です。もう一つ、ソフトウェア音源は若干パソコンに負担がかかります。しかしながら、ソフトウェア音源は安い、というのも重要な点であります。8000円ぐらいで買えます。高いのはもっと高いですが。Rolandのサイトなどには体験版もあります。

ハードウェア音源はパソコンの外部に繋ぐ音源です。最近の音源はUSB一本で接続できます。主にRoland(EDIROL)製のGS音源とYAMAHA製のXG音源があります。それぞれの一般的なものを軽く紹介してみます。

あと紹介の中に出てくる「同時発音数」というのは、一度に発音できる音の数です。これが足りなくなると、打ち込んだはずの音が再生されない、といったことになります。他、よく分からないところは適当に読み飛ばして大丈夫です。後で説明します。多分。


― Rorand(EDIROL) ―

---SD-90---
Rolandの最新音源です。同時発音数128音32パート、さらにデジタル入出力端子搭載、ミキサーだのエフェクトだのといった機能も搭載でそのうえ音も素晴らしいんですが、今までのSCシリーズと互換性がありません。これ問題。あと高いです。今のところ10万ぐらいします。

---SC-D70---
SCシリーズの正当後継機種です。同時発音数64音32パート。音色数1608+63ドラムセット、3系統のシステムエフェクトと64系統のインサーションエフェクト搭載。特筆すべきなのが、デジタル入出力端子搭載ってことです。SC-8850とかSC-8820にはこれがありません。

---SC-8850---
とりあえずスペック的には最高の数字なんですが、正直「そんなにいらねーよ!」といった感じでしょうか。同時発音数128音64パート、音色数1640。値段は7万円ぐらいです。結構古い機種なのでUSB接続じゃありません。

---SC-8820---
SC-8850の廉価版です。同時発音数64音32パート、音色数1608+63ドラムセット。USB接続が可能です。値段は4万円ぐらいです。


― YAMAHA ―

---MU2000---
YAMAHA音源の最高峰。同時発音数128音64パート。音色数1396+58ドラムセット。面白いのは、「サンプリング機能」があり、なんと自分の好きな音を作れることでしょうか。でも高いです10万ぐらいします。

---MU1000---
MU2000 の廉価版。「サンプリング機能」がありません。他のスペックはMU2000と同じです。

---MU500---
MU1000の廉価版。同時発音数64音64パート、音色数1396+58ドラムセット。デジタル入出力端子を搭載してます。

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