― ベースを打ち込もう ― はいベースです。よく「何弾いてんのかわかんねー」「地味」「つかベースって何?」といった感じの冷たい言葉を浴びせかけられがちなベースです。一応ベーシストの俺としては寂しい限りなんですが、ベースは曲の低音部及びリズムを担う楽器であり時にはメロディー楽器にもなってしまう、そしてその上「チョッパー(またはスラップ)」というラリー・グラハム大先生(一説にはいかりや長介)の発明したブッ飛び奏法がありますので、是非皆さんもベースの素晴らしさを分かって頂きたい、とかベースを熱く語ってると「うるせえよさっさとベースの打ち込み始めろよこのインポ野郎」、と言った罵声が飛んでくるのでそろそろベースの打ち込み解説に入りたいと思います。 まずは基本の8ビートルート弾きです。簡単そうでこれがかなり奥が深くて難しいです。打ち込むにあたっても、ここで気を抜いてはいけません。 ---8ビートを弾いてみたよ このままだとアレです、最近流行の「グルーヴ」がまったくありません。まったく同じ大きさで音を出し続けられるのも凄いんですが、ちょっとのっぺりしすぎです。 そこでまたVel(ドラムの項参照)に変化をつけてみます。これによって強弱をつけましょう。オモテで強く、ウラで弱く、といった感じでオルタネイトピッキングも表現できます。 ---強弱をつけてみたよ これだけじゃありません。今度はゲートタイム(GT)をいじりましょう。 ゲートタイム(GT)とは、「音を伸ばす長さ」です。ドラム/パーカッション以外の楽器ではこれはかなり重要な数値です。これで「スタッカート」や「テヌート」、さらには「ミュート」も表現できます。 ---音を短く切ってみたよ こんな感じになります。「ヴェロシティー(Vel)」と「ゲートタイム(GT)」はホント重要なんでここで覚えましょう。 |