留学して3カ月が経った頃、意外な人物が尋ねて来た。 「これは・・・ミスター・クリフォード。わざわざ足をお運びいただいて恐縮です」 出張でロンドンに立ち寄ったからついでにと言う事らしいが、とにかく驚いた。 まあ、彼の会社のお金で留学しているのだから、視察も当然と言えば当然なのだが。 彼に夕食に誘われ、授業や学校の様子を伝える。 刺激も多いが勉強になる事がやはり多い。 「・・・これは今まで君に言った事が無かったが」 私からの報告を一通り聞き終えた彼が、食後に、と言って誘われたパブで話し始めた。 「この留学を終えて帰国すれば、直ぐにとは言えんが、何れヨーロッパか中国の支社を任せたいと思っている」 そう言われて驚いた。 今まで会社の経費で留学した者は、数多くでは無いが、それなりに居る。 けれど、彼らが帰国してそこまで昇進した話など聞いた事が無い。 「それは・・・」 私如きには過分なお話では? 「それを見据えて今まで出張にも付き合わせたし今回の留学がある。プレッシャーになるかもしれんが、頑張ってくれ給え」 希望があれば考えて置きたまえ、とまで言われてしまった。 何れかの支社の責任者になれれば、彼女に相応しい相手として認められるだろうか? 私は勇気を出して、彼に問いかけた。 「その・・・もし、海外に赴任するとなった場合、同行させたい者が居るのですが・・・」 彼は私の言葉に、当然の様に頷いた。 「そうだな、行けば5年は帰って来れないだろうし。相手が居るなら連れて行きたまえ」 ここでその相手の名前を出してもいいものだろうか? 彼女にまだ聞いてもいないのに? いや、でも、今が彼に伝えるチャンスなのかもしれない。 「では、お嬢さんを・・・ミス・ライラ・アクトンを連れて行きたいのですが」 この言葉に、彼がグラスを口に運ぶ手が止まった。 「今まで何もご報告せずに申し訳ありませんでしたが、お嬢さんとお付き合いをさせて頂いております」 キチンとした告白を彼女にしていない私としては、少々後ろめたいが、彼女の父親に断りを入れておく方が先かもしれない。 「・・・では、あれの恋人と言うのは君の事だったのか・・・」 彼はそう呟くと笑い出した。 な、何故だろう? 「クククッ・・・成程、それでは私は随分とあれに恨まれている事だろうな」 何故か上機嫌の彼は私に向かって更にこう言った。 「君は知らんだろうが、あれは君がこちらに来てからと言うもの酷く荒れたらしい。マーケティング部の部長が態々私に注意して欲しいと言い出すほどだ」 聞けば、彼女はマーケティング部の同僚と飲み歩いては酔い潰して、同僚の勤怠を著しく乱したらしい。 私はそれを聞いて頭を抱えたくなった。 彼女は酒に強いようだが、連日同僚と飲み歩くとは・・・きっとその中には彼女を狙っている男も居ただろうに。 潰してしまったのなら安心していいのか、それとも潰すほど飲み歩いているなら体を心配すればいいのか判らない。 「尤も、最近では少し落ち着いたらしいがな」 その言葉に少し安心する。 「まあ、あれの為にも、マーケティング部の平穏の為にも、君が一刻も早く帰るのが望ましいのだろうな」 彼の言葉に、私は震えそうになりながらも言葉を絞り出した。 「で、では・・・私とお嬢さんの付き合いについては・・・」 認めて頂けるのですか? 「・・・私はあれの付き合いに口を出せる権利も義務もない立場だよ。君も知っての通り」 それは・・・確かにそうかもしれませんが。 口ごもる私に彼が沈黙を破って尋ねて来た。 「・・・もうどのくらいの付き合いになるのかね?」 やはり気になるのだろう。 「3年程になります」 知り合ってからですが・・・そう、もう3年以上になる。 「そうか・・・そう言えば、君があれに援助の話を持って行ったのだったな・・・それが縁かな?」 私が頷くと、彼はグラスの中身を空けて、溜息を吐いた。 「あの話は元々、君の父上が提案してくれたものだ。私にはあれが来日している事すら知らなかった。君の父上は色々と気が回る人だからな」 彼は新しいグラスを受け取ると、また笑った。 「あれと一緒になるつもりなら、私の許しなどより、難敵が待ち構えているぞ。あれの母親は亡くなっているが、祖父母は未だに健在だ」 ああ、聞いた事があるが・・・難敵なのか・・・ 「あれにはもう話してあるのか?」 彼に問われて言葉に詰まる。 「・・・いえ、具体的にはまだ何も・・・」 本当なら、彼よりも誰よりも先に話べき彼女に私は何も伝えていない。 「そうか・・・それで荒れているのかもしれんな」 遠回しに非難されている気がした。 いや、確かに何も言っていない私が悪いのだが。 「まあ、まずはLBSでしっかりと学んでMBAを取る事だな。今はそれに専念したまえ」 「はい」 彼の言葉に私は決意を新たにした。 「しかし・・・あれも結婚する様な年になったのか」 彼は別れ際にそう呟いた。 年末年始に帰国して彼女に会いたいと思っていたのだが、これを聞いては一刻も早くMBAを取って帰らなければならない。 帰国は諦めて、15ヶ月で単位を取るために頑張らなければ。 それに多分、一度でも帰国してしまえば二度とロンドンに戻れなくなってしまうのではないかと言う気もした。 電話もせずに週に一度のメールを送るだけ。 声を聞けば逢いたくなってしまいそうで。 あと、1年間の辛抱だと言い聞かせて、私は帰国する事を諦めた。 しかし、一度も帰国しない私に彼女は腹を立てているのか、以前はメールに、素っ気なくではあったが、それでも返信があったのに、返事は2.3回に一度と間が置かれるようになった。 何も言わずに待っていて欲しいと思うのは勝手だろうか? それとも・・・彼女には他に恋人が出来たとか? 例えそうだとしても、私には文句を言う資格が無い。 左手の手首を撫でる。 彼女に貰った時計・・・そしてそれに隠れている赤い小さな痣。 去年の誕生日に最初に着けられてから、何度も何度も逢う度毎に繰り返されて、すっかり消えなくなってしまった。 これは『忘れないで』と言う意味だとばかり思っていたのだが。 思い上がっていたのだろうか? 彼女にも施してある同じもの・・・気付いているかどうか判らないが。 場所は・・・他の男がそれを見つけるのだろうか? 湧き上がる嫉妬を抑えつける様に時計を外して、彼女の着けてくれた痣に口づける。 待っていて欲しい。 それがどれほど勝手な願いであるのか知りつつも。 そして帰国する日。 何とか、半年早く留学を終える事が出来た。 彼女にだけ、メールで帰国する日と便名を伝えた。 これで空港に彼女が来なければ、私は・・・私は諦めなければならないのだろうか? いや、もし来なくても、彼女を何としても取り戻さなくては! 不安と期待に胸を騒めかせて私は入国手続きと通関を終えた。 荷物を引き摺ってゲートを出る。 「遅いわ!」 大きく響いたその声に俯きがちだった顔を上げれば・・・サングラスをして腕を組んでいる彼女の姿が。 「・・・申し訳ありません」 嬉しさに顔が綻びながらも、侘びる。 しかし、飛行機は遅れていない筈だが・・・逆に予定時刻よりも早かったのでは? 私の疑問は次の彼女の言葉で解消された。 「一度も帰国しないなんて!帰って来るのが遅過ぎてよ!」 それは確かに。 「帰国するよりも単位を取る方を選んでしまったもので」 言い訳だが。 彼女は私に背を向けてスタスタと歩き始める。 私は慌ててその後を追った。 彼女は駐車場に止めてある自分の車に乗り込むと、トランクを開けてくれた。 送ってくれるのだろうか? 私は戸惑いながらも、荷物を詰め込んで助手席に座る。 「疲れているなら自宅まで送るわ」 それは・・・期待してもいいのだろうか? 「・・・家には帰国する日をまだ伝えていません」 この言葉の意味を彼女は正確に理解してくれるだろうか? 「そう」 それだけ答えた彼女はアクセルを踏んだ。 彼女の部屋のドアが閉まると、いきなり抱きつかれた。 柔らかな彼女の身体と温もりと香りをコート越しに感じて、私は強く抱き返す。 「お帰りなさい」 彼女からの言葉に帰って来た事を実感する。 「只今戻りました」 漸く、あなたの許へと帰って来れました。 私は長い間夢にまで見た彼女の唇に触れる。 その感触に11時間のフライトの疲れなど吹っ飛んでしまう。 一刻も早く彼女が欲しい。 だが、唇を離した彼女は 「お腹、空いてない?」 確かにもう昼食時だが 「食事よりもあなたが欲しいです」 思いが込められた言葉は低く、彼女の耳を震わせた様で、彼女は軽く身を竦ませた。 「・・・シャワーを浴びてからにしたら?」 文字通り、冷水を浴びせられてしまった。 荷物を開けて着替えを取り出し、シャワーを浴びてリビングに行くと、派手なクラッカーの音がした。 「MBA合格おめでとう!」 見ればテーブルにはシャンパンにオードブル、ケーキまでもが揃っていた。 私の為に? 呆然としている私を余所に、彼女はポンと音を立ててシャンパンを開け、グラスに注いだ。 手渡されたグラスを受け取って、カチンとグラスが合わされる。 「無事に卒業出来てよかったわね」 そう言ってクイッとグラスを一気に空ける彼女に苦笑が漏れる。 彼から聞いた彼女の噂が思い浮かんで。 「ありがとうございます」 グラスを傾け、パチパチと口の中で弾ける発砲性の強い液体を含んで暫し考える。 これくらいで酔いはしないが・・・ 口に含んだシャンパンを飲み込まずに、彼女の唇を塞いで、その中に流し込む。 万が一にも酔って役に立たないのは困る。 グラスを持ったまま、固まってしまった彼女がそれを飲み干したのを確認してから、唇を離す。 「ご馳走様です」 彼女の口から零れた滴を舐め取って、彼女と私のグラスをテーブルの上へ置くと、私は彼女を抱え上げた。 「ちょっと!折角、用意したのに!」 我に返った彼女が腕の中で抗議するが、黙って寝室まで連れ込む。 そしてベッドに降ろした彼女に覆い被さりながら囁いた。 「ご褒美ならあなたがいい」 その為に早く帰って来たのですから。 彼女は自分が用意した者をふいにされて眉を顰めていたが、溜息一つで許してくれた。 「我儘ね」 「申し訳ございません」 彼女の気持ちは嬉しいが、私が何より欲しい物は彼女自身に他ならない。 舌を絡ませるキスをしながら、セーターの中に手を潜らせて、ブラのホックを外す。 直に触れる彼女の柔らかでたっぷりと重量感のある胸に思わず力が入る。 「ん、んん・・・」 キスで塞いだ彼女の口から痛がるような声が漏れる。 ああ、すみません。 焦っている事を自覚させられて、冷静になる様に努めようとするが、そう簡単に歯止めは効かない。 セーターと下着を摺り上げて勃っている乳首に吸い付きながら、パンツのボタンとファスナーを下ろして、下着の中に手を入れる。 ぬるりとした感触を確かめると、パンツごと下着を引き下ろす。 「あ・・・」 性急な私の行動に彼女が戸惑いの声を上げるが、心の中で詫びながらも止められない。 彼女は私を空港まで出迎えてくれたのだ。 そして自宅で歓迎の支度までしてくれていた。 彼女は私を待っていたくれたのだ。 1年と3カ月の間、週に一度のメールだけで一度も帰国しなかった男を。 出掛ける時に何の約束も出来なかった私を。 彼女ほどの女性なら、他にも言い寄って来る男や優しくしてくれる男があっただろうに。 もしかしたら、他の男に慰められた事があったのかもしれない。 それでも・・・それでも、彼女は私を迎え入れてくれた。 奇跡の様だと思う。 露わにした下半身に顔を寄せる。 そっと私が着けた痕を確かめる。 まだ残っている痕は薄くなっている様な気もする。 改めて、もう一度、強く吸いついた。 「あ・・・やぁっ」 敏感になった彼女の身体が跳ね上がるのを脚を強く掴んで抑え込む。 そのまま舌で舐め回す私の動きにビクビクと彼女の身体が震える。 柔らかい襞の感触に耐え切れなくなって、彼女がイク前だったが、顔を上げた。 ふと、準備をしようとしてチラリと頭を過ぎる考え。 『このまましてしまえば』 彼女が妊娠してしまえば、私と一緒に海外へ行く事を素直に承知するだろうか? あまりにも卑怯な考えに我ながらぞっとする。 いや、それでは彼女を手に入れられても、彼女の心は永久に手に入らないだろう。 馬鹿な考えを私は振り捨てた。 「ああっ!」 「・・・っ」 久し振りの彼女の中はキツイ感じがする。 その感触に陶酔して、暫くは動く事も難しかった。 すぐに果ててしまいそうで。 一呼吸置いてからゆっくりと動き出す。 「あ・・・あっ、あ・・・あっ、あっ、あん、あっ」 私の腰の動きに合わせて彼女の声が漏れる。 相変わらず、可愛い声で啼いてくれる。 低く落ち着いた仕事中の喋り方とは全然違う高くて愛らしい声。 その声で私の名前を読んで欲しい、と思う。 そして私も・・・彼女の翡翠のピアスを軽く咥えながら小さく呟いた。 「・・・ああ・・・ライラ」 その瞬間、彼女の中がキュッと締まった。 「あっ・・・皐・・・」 私の耳に触れた熱い吐息と共に漏れた囁きに、私は彼女と同時に果てた。 始末を済ませて横になると、堪え様のない疲労感が襲ってきた。 微笑んで私の頬を撫でる彼女を見詰めながら、重くなった瞼を閉じた。 『おかえりなさい・・・皐』 彼女と思しき声と唇に柔らかい感触をぼんやりと感じながら。 唐突に目が覚めた。 夢を見ていたのか?と思いながら視線を横にずらせば、眠っている彼女が私の肩に顔を寄せていた。 あれは夢じゃなかったのか? 今は夢の中ではないのか? 慌ててベッドサイドの時計を見れば午後5時になろうとしている所だった。 既に冬の空は暗い。 そっと彼女の髪に触れる。 夢ではないと確かめたくて。 彼女の頬に触れる。 「ん・・・」 彼女が小さな声を上げる。 起こしてしまったかと、少し焦るが、彼女は目を覚まさない。 「ただいま、ライラ」 小さな声で呟く。 彼女が私の名前を初めて呼んでくれた。 私の呼びかけに応える様に。 もっと早く、そうするべきだったのか? そうすればもっと早く? だが、私は未だに彼女の名前以外に、彼女に告げるべき言葉が無い事に気づく。 まだ辞令がいつ出るか決まっていない。 彼が言ってくれた言葉を、そのまま伝えてしまうのはどうだろうか? 確固とした物は相変わらず何もないのに? そして何も言わないままに彼女を抱き続けるのか? 私はそれでも、この腕の中の温もりを手離す事など出来ない事を身を持って知った。 私は卑怯で臆病でどうしようもない男だ。 それでも、あなたを愛しているんです。 まだそれを口にする資格が無い事を知りながら、あなたの傍に居る事を許して欲しい。 あなたは私だけのもの、誰にも渡さない。 私は彼女を腕の中に抱え込みながら、また訪れた睡魔に身を委ねた。 年が明けて、久し振りに出社すると周りの反応に少し驚く。 以前よりも女性からの誘いが格段と多くなった。 それほど海外留学から戻ったばかりと言うのが物珍しいのだろうか? 仕事は前と変わらない彼の秘書業務が続いたが、何気に意見を求められる事が多くなったような気もする。 そして、彼女の仕事振りにも驚かされた。 僅か2年足らずでマーケティング部のチームリーダーを任されている。 彼女が社内コンペで入賞した企画を成功させた功績らしい。 既に成果を上げるとは・・・やはり優秀な父親の血を引いているのだと納得する。 それと同時に思い悩まされる。 そんな、仕事の出来る彼女を私の都合で海外に一緒に連れて行けるのか? 相変わらずの海外出張も続いたのも伴って、私は彼女に打ち明けられない。 どうするべきなのか? 悩む私に決断の時はやって来た。 上半期が終わって行われた、定例の慰労パーティで彼がポツリと呟いた。 「待たせてしまったが、秋にはロンドンに行って貰う事になる」 「秋・・・ですか」 9月ならあと2ヶ月もない。 「そうだ。話をつけて置きたまえ」 連れて行く相手のポストを準備する用意もあるから、と返事は早くするように促される。 彼女の新しいポスト・・・彼女はそれに満足してくれるだろうか? 私は不安に駆られながらも彼女を探した。 しかし、そう言う時だからこそか、中々見当たらない。 焦った私は会場を抜け出してホテルの中を捜しまわった。 やっと見つけた彼女は、彼女の異母弟と中庭の繁みの蔭に隠れて小さな笑い声を立てている。 何をしているのかと思えば、彼女達の視線の先にはもう一人の彼女の異母弟と一人の女性が居た。 覗きか? 困った人達だ。 いつの間にこんなに仲良くなったのだろう? 異母妹の静香様はよく彼女の部屋に来ている様な事を言っていたが。 和晴様ともそんなに仲良くなっていたとは知らなかった。 しかし、靖治様にお相手が居たとは・・・確か見合いの話が上がっていなかったか? 良いのだろうか? 靖治様とその相手がホテルの中へ姿を消したのを見計らって二人に声を掛けた。 「お二人とも、覗きとは感心しませんね」 私の批難に彼女は悪びれもせずに立ち上がって平然と言い返してきた。 「あら、西塔。アンタも見てたんじゃないの?ご同類でしょ?それより部屋を取って頂戴。化粧を直さなきゃ人前に出られないわ」 やれやれと呆れたように溜息を吐いた私を笑いながら、彼女は異母弟に振り返る。 「アンタも来る?ノブの部屋の隣であの娘がスィートに驚く声を聞いてみたくない?」 また無茶な事を。 「遠慮しとく。西塔サンに付き合ってもらえば?」 和晴様の言葉にドキリとする。 もう、彼に知られているのだろうか? 「あら、残念。じゃ行きましょ」 彼女は少し不愉快そうに歩き出す。 私は躊躇いながらも彼に会釈をしてから彼女の後に続く。 そうだ、部屋を取って彼女に話をしなければならない。 今までズルズルと引き延ばしてきた話を。 彼女がそれを承知してくれるのかどうか・・・私には判らないけれど。 それでも、彼女に告げて、答えを貰わなければいけない。 私と彼女の未来に付いて。 私は漸く彼女に話す資格を与えられたのだから。 |
今回は留学中の話にするか帰国してからに一気に飛ぶか、すごく悩んで親父の登場となりました。 皐クンは期待されていない次男、と言う事で少々コンプレックスを持っているので、少しでも自信を付けて頂きたいと思って。 将来について確約された彼はやる気を出してます(笑) 実は別れ際の親父の呟きが、例の見合いを考える切っ掛けになっています(苦笑) 子供の成長は早いなぁ・・・とでも思ったのでしょうか? 消えないキスマークについてですが、これは可能です。 アレは内出血だから、繰り返せば痣になって下手をすると一生消えません。 遠距離恋愛だと、王道(?)のテレフォンSEXとか、お姉様が休暇を利用して逢いに行くとか、色々と考えましたが、我慢して頂きました(鬼) さぞかし右手が活躍した事でしょうけれど、私は男の一人えっちはあまり書いてて面白くないと(殴) 省略してますが、彼も健全な男ですから、やってる事はやってるでしょう一人で、とご想像いただければ。 欧米圏では9月に学校が始まり5月に終了しますので、2年間でも実質は1年と9カ月。 夏休みが長いのは有名ですが、彼は夏の間も帰国せずにサマースクールなどで単位を取りまくったのでしょう(苦笑) ロンドンからの直行便なら到着は午前の早い内ですが、手続きを済ませて都内まで車で戻れば昼時だ(苦笑) 出発が前日の午後一くらいですので、多分眠れなかった皐クンは現地時間の真夜中3時過ぎに1ラウンドを開始して睡魔に負けたのだと思って頂ければ、体力ないと仰らないで上げて欲しいです(苦笑) 因みにお姉様はまだお料理が出来ませんから(苦笑)お料理は全てデリバリーです。 さて、ある意味、話が急展開してしまったので、次のお話も例によって大幅に改稿してます。 一番の理由は・・・名前呼んじゃってる〜!それに朝まで一緒じゃねぇ? いや、ここで少し進展させておかないと・・・可哀そうだし、お姉様。 内心のジレンマはともかく、相手を待たせ過ぎたなぁと反省。 2009.8.13up |