●紳士的黒猫辞典




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【新着(10/29)】

【黒猫アニメ】(くろねこあにめ)
BLACK CAT連載終了後、悲観に暮れる世界六十億人の読者達の元に、突如降って湧いたかのように提示された、ひとつの『奇跡』。
そのあまりに予想外の展開に、すっかり存在を忘れ去っていた多くの信者達は目を白黒させて驚嘆した。
原作クラッシャーとして有名なGONZO製作、アニメオリジナルストーリーということから、「ハラハラドキドキの心臓に負担のかかる作品になってしまうのではないか」「またしても真実が改変されてしまうのでは」「これも黒の組織の陰謀に違いない」といったような懸念の声が叫ばれた。
なおかつ、いくら数多くの名作を手がけたGONZOといえど、あの神がかったオリジナリティを表現しきれるとはとても思えず、「全国に、劣化コピーした黒猫の(放送)電波を流そうなど、とても正気の沙汰とは思えない」と評されることすらあった。
しかし、蓋を開けてみればそれは全くの杞憂であり、きちんと鈍器として使用されるハーディスや、背後に回ったらしっかり警告してから発砲するといった紳士的描写などは見事に再現されていた。
特にアニメにおいては、原作で活躍の場面の限られていたサヤ女史がクローズアップされており、真夜中に他人の家の屋根で歌を口ずさむという非常にミステリアスなキャラクターとして登場している。
その他数々の知欠描写は、ともすると原作をも凌駕する可能性を秘めているとも噂され、「でたらめにも程がある」と絶賛された。
音声や動画、光といった漫画以上の表現力を持つアニメという媒体を用いながら、これだけの軽薄短小な内容である背景には、深夜に疲れた人々の脳への負担に配慮する、矢吹先生御自身による全面監修の可能性も伺える。(ラダ)

【新着(10/15)】

【B.C.】(びー・しー)
(i)世界共通で一般的に使われている年号の略号。
言うまでもなく、BlackCatの略である。
週刊少年ジャンプにて黒猫の連載が始まった2000年をBC元年といい、現在(2004年)はBC4年にあたる。
なお、広い世の中にはBCを「Before Christ」の意味で用いる奇特な人々もいるらしく、その場合は
「紀元前」という意味になるが、この略号はいかんせんキリスト教由来のためヨーロッパの非キリスト教圏
(特にユダヤ)ではこの意味での使用は抵抗が大きい。
それらの問題を鑑み、全世界から国教・人種・宗教を超えて遍く愛されている「BlackCat」を年号とするべき
ではないかとの意見が現在ではメインストリームとなっている。(かがみ)
(ii)なお、上記の説明に関して、2000年がB.C.元年であるなら2004年はB.C.5年ではないかと考える者も
いるようであるが、もちろん、そのような考え方は間違っている。
バリアフリーを根幹とした偉大なる年号と、たかがキリスト教に由来する年号との間には、以下のような
相関があるのだ。
B.C.元年=A.D.2000年
B.C.1年=A.D.2001年
B.C.2年=A.D.2002年
B.C.3年=A.D.2003年
B.C.4年=A.D.2004年(目黒)

【TRANS BOY】(とらんすぼーい)
天才漫画家、矢吹健太朗先生が「BLACK CAT」終了後、初めてジャンプ本誌に掲載した
意欲的な読切漫画。熱狂的なファンの間では「TRACE BOY」(トレースボーイ)の愛称で親し
まれている。
本作は、矢吹先生が黒猫時に培った紳士的戦闘描写を踏襲しており、特に敵方であるギレオ
星人レジームの紳士性がクローズアップされている。
物語中盤までは、登場人物の紹介と、レジームの紳士描写に当てられている。
レジームは暴れ出した麻薬中毒者から学生を守り、そのうえ、麻薬中毒者の
所持していた凶器を証拠隠滅することで、麻薬中毒者が社会復帰しやすいよう細やかな心配りを
見せた。そして、レジームの紳士性を描ききった後に、主人公とレジーム星人との間で、能力事前
説明、デモンストレーション、相手に100%の力を出させる、などの紳士的応酬を描き、崇高な
バトルを展開した。(かがみ)


【新着(6/28)】

【カリスマ】(かりすま)
人を惹きつけて止まない魅力のこと。
もちろん世界中探しても、否、全宇宙をひっくり返しても、矢吹先生以上のカリスマを持つもの
など存在しないが、その魅力の源泉がどこにあるのかという問い掛けには、いまだ明確な
解答が与えられていない。
ちなみに現時点で通説となっているのは、「人が求めずにはいられない三つの徳、すなわち
真・善・美をすべて完璧に満たしているからではないか」というものである。  
真、すなわち真実とは、黒猫における徹底的に正しい科学考証。  
善、すなわち善行とは、あらゆる作品にパクられても、それを許容される広いお心。  
美、すなわち美学とは、黒猫という作品に偏在する紳士的精神。
これら三つの徳の調和がすなわち矢吹先生であり黒猫なのだとすれば、その至高のカリスマ性
にもうなずけるといえよう。(目黒)
関連項目⇒矢吹健太朗

【TRANS BOY】(とらんすぼーい)
天才漫画家、矢吹健太朗先生が「BLACK CAT」終了後、初めてジャンプ本誌に掲載した
意欲的な読切漫画。熱狂的なファンの間では「TRACE BOY」(トレースボーイ)の愛称で親し
まれている。
本作は、矢吹先生が黒猫時に培った紳士的戦闘描写を踏襲しており、特に敵方であるギレオ
星人レジームの紳士性がクローズアップされている。
物語中盤までは、登場人物の紹介と、レジームの紳士描写に当てられている。
レジームは暴れ出した麻薬中毒者から学生を守り、そのうえ、麻薬中毒者の
所持していた凶器を証拠隠滅することで、麻薬中毒者が社会復帰しやすいよう細やかな心配りを
見せた。そして、レジームの紳士性を描ききった後に、主人公とレジーム星人との間で、能力事前
説明、デモンストレーション、相手に100%の力を出させる、などの紳士的応酬を描き、崇高な
バトルを展開した。(かがみ)

【新着(6/21)】

【合成】(ごうせい)
二つ以上のものを合わせて、一つのものを作り出すこと。
この場合、複数のオリジナル作品を組み合わせて一つの作品をでっち上げることをいう。
この世で唯一無二のオリジナリティーを持つ黒猫は、時間軸をさかのぼって数多くの
作品に影響を与えてきた。世界でもっともオマージュを捧げられ、リスペクトを受け、
数多のエピゴーネンを生み出してきた黒猫であるが、そんな名作を下敷きにしながら、
端にも棒にもかからないような作品も存在する。
作品の哲学やテーマを理解することなく、ただ、上っ面だけをかすめとってツギハギしたような
駄作、いわゆる合成作品(コラージュ作品)に対して、黒猫を愛する者の常に激しい怒りを
あらわにしてきたが、紳士の範たる矢吹先生が気分を害したという記録はまったく残っていない。
それどころか、矢吹先生は、聖典18巻の作者コメントにおいて、けっして自分には真似の
できない低俗な作風に対してもおおらかな心で受け止め、その気持ちを理解しようと努める
広大無辺な心を示されたのである。
その高潔なお人柄に涙しない紳士はいないであろう。 (目黒)
(参考)聖典18巻の作者コメント
>「合成」にハマりそうです。
>昔から教科書にのってる偉い人の写真に、ラクガキばかりしていた僕にとってパソコンは格好のオモチャ!!
>もっと勉強してシュール合成写真集を作ろう!!
>………もちろん、連載がちゃんと終わってから。

【光】(ひかり)
トレインとクリード様という二人の究極紳士が頂上紳士の座を巡って争った最終決戦において、
トレインは淡い光を身にまとい、クリード様は幻想虎徹(イマジンブレード)LVMAXという巨大な
光の刃をその右手に宿した。 これは、膨大な紳士力が光として具現化するということの
何よりの証拠であり、歴史上、多くの科学者が挑んできたテーゼ、すなわち「紳士力=光」という
仮説がここに証明された。
創世記において、神は混沌とした世界に対して「光あれ」といったが、これは、神が一番最初に
紳士的精神を生み出したということに他ならないし、ゲーテが残した最後の言葉「もっと光を」が、
世の中にはもっと紳士が必要であるという嘆きであったという説も、ここに立証されたといって
差し支えないであろう。(目黒)


【新着(6/16)】

【堀部健和】(ほりべたけお)
(i)2003年15号、読みきり「神撫手」にてデビュー。
その頃はまだ未熟な漫画家であったが、神撫手の連載が始まるや否や、知欠先生以上の
天才とも言えるべき恐るべき才能を開花させる。
敬称で「あ堀部先生」等といわれているが、この「あ」は、「1つの、」という意味の冠詞のaで、
本当の意味は「a 堀部先生」(世界に2人といない天才・堀部先生)という意味である。
決して「『アホ』りべ先生」ではない。 作者には、予言能力があると思われる(ジム)
(ii)ジャンプ史上に燦然と輝く大傑作「神撫手」を生み出した女流作家にして、脳神経学、
催眠心理学、美術史と多方面の学問に精通する才媛。 その才能のもっとも突出した分野が
電磁気学にあることは論を待たないところであるが、とくに「脳波はテレビ塔のように
数十キロ先まで届く」という見事な発見には、世界中の医学者と物理学者が、自分の見識が
時代遅れになったことを痛感してトラウマを抱えたというエピソードが残っている。
この事件があまりにも有名であるため、一般的に堀部氏はマンガ家というよりも、電波系
物理学者として語られることが多い。(目黒)
関連語⇒神撫手

【無罪放免】(むざいほうめん)
究極のバリアフリー漫画黒猫では、読者をハラハラドキドキさせるあらゆる描写が取り除かれている。
よって、黒猫世界では敵対する組織の者であっても、戦闘後に彼らを罰したり止めを刺したりする
ことはなく、多くは無罪放免となる。
パクリ漫画の代名詞ハンターハンターでは魅力的な敵役「幻影旅団」に死人が二人も出て、多くの
読者は心揺さぶられ、平安を乱された。
それと照らせあわせば、黒猫の無罪放免がいかにバリアフリーな描写であるか一目瞭然といえる。
黒猫最終話を見る限り、少なくともクリードさま、エキドナ女史、エーテスさま、リオン、ドクター、
シキさま、マロさまといった星の使徒の幹部連中は皆無罪放免となったようである。
劇中で描かれてはいないが、プレタ神父、ギアッチョ氏、鬼星隊の面々といった人々もおそらくは
無罪放免となっているだろう。
その一方で、最終話でも強盗団などはトレインたちにより捕縛されている。
世界的テロリストを無罪放免とする一方で、なぜチンケな強盗団には厳しく罪を問うのか疑問に
思う人も多いかもしれないが、答えは簡単である。
星の使徒は紳士集団であり、強盗団は非紳士集団であるからだ。(かがみ)

【ハーディス】(はーでぃす)
(@)黒猫の主人公、トレイン=ハートネットの用いるオリハルコン製の武器。
装飾銃と書いてハーディスと読む。
銃と付いているが、基本的には鈍器であり、主に敵に殴りつけて使用する(「黒猫の爪」という殴打技もある)。
しかし、稀にだが銃器として使用することもあり、トレインの特異体質を利用したレールガンという
銃撃技を使うことも出来る。
オリハルコン製であるため、敵の銃弾を跳ね返したり、超音波を跳ね返したり、素早く振って爆風を
生み出したりすることができる。(かがみ)
(A)銃自体はオリハルコンでできていて「銃器」と言われているが、弾丸は市販の物を使用するために
「良い銃」にしかならない。だが、鈍器として使えば殺さずに敵の戦闘能力を奪い、防具としては鉄壁
とも言えるので、セフィリアはトレインがいずれ掃除屋になると読んでこのような物を与えたと思われる。(よしお)
(iii)クリードさまとの最終決戦において、トレインの命懸けの紳士レールガンに耐えきれず、
とうとうハーディスは自壊した。
最終話においてハーディスはスヴェンにより復元されるが、材質がオリハルコンではなくなったため、
レールガン使用不可、鈍器としての利用が不可となり、戦力が大幅に下がった。
なお、このときスヴェンは「弾丸を撃つにはまず問題ねェはずだ」と語っているが、新生ハーディス
には何とトリガーすらついておらず、弾丸を撃つことすらできなくなった。
これは「もうハーディスで誰一人傷付けないぜ」というトレインのバリアフリー思想の絶妙な表現
であり、最終話を飾るにふさわしい素晴らしいエピソードといえる。(かがみ)

【オリハルコン】(おりはるこん)
(i)i漢字では「超金属」。
古代ギリシャにてアトランティスにて精錬されその輝きは永遠の物であったと伝わる魔法金属の
代名詞。
日本におけるヒヒイロカネがそれであるとの説もある。
ゲーム、小説、漫画などで使い古された感のあるオリハルコンだが黒猫世界においては、
「真に究極の超金属」 として一際異彩を放っている。
凡夫には想像も出来ないほど様々な加工法に耐え、銃、鉄球、鋼線、布etcと用途は広い。
因みにオリハルコン製の武器は通常の武装の概念とは全く異なる性能を付加され、多くは
「その性能が紳士的になる」という効果がある。
「オリハルコンだから、何某」はこの超金属の性質の全てである。 (普賢)
(ii)オリハルコンには切断した物質の形状を変化させるという、恐るべき特性が秘められている
ことは周知の事実であるが、黒猫最終話において帯電性質をも持つことが明らかにされた。
オリハルコンには他にも「振りまわすと爆風が生まれる」「音波を跳ね返す」などの俄かには
信じ難い性質が多数確認されている。(かがみ)
関連語句⇒ナノマシン

【クロノス】(くろのす)
(i)確か世界の1/3くらいを闇で操る巨大な秘密結社。
基本的には紳士的な世界の安定を志しているが、その目的のためには非紳士的な行為を
行わなければならない場面もあり(いわゆる必要悪)、末端構成員や実働部隊の中には
自分たちの理想(紳士的世界)と現実(必要悪としての非紳士的行為)の板ばさみに悩む者も
多い。
黒猫の主人公トレイン、ライバルであるクリードさまは両者ともこのようなジレンマのすえ、クロノス
を脱した。
実働部隊の幹部として時の番人(クロノナンバーズ)がおり、彼らはそれぞれがオリハルコン製の
特殊な武器をクロノスから貸与されている。
実働部隊には任務遂行のための非情さが求められるときもあるが、基本的には紳士的な集団であり、
トレインがクロノスを抜けようとするときは、皆で輪になり「トレインを賛える歌」を歌いながら踊りを
踊り、トレインの旅立ちを祝った。(かがみ)
(ii)クロノスからクロノナンバーズへ貸与されるオリハルコン製の武器だが、いずれもオリハルコンを
使用してはいるものの、個々の武器の強度はまちまちである。
ベルーガのオリハルコン製バズーカ型鈍器はクリードさまの攻撃でヒビが入ったが、トレインの
ハーディスはクリードさまの斬撃を何度食らおうと、それにより破壊されることはなかった。
(ダメージの蓄積はあったかもしれないが、バズーカより丈夫なことは確かである)
このことから推測するに、おそらく貴重な鉱物であるオリハルコンはクロノスといえど保有量が
限られており、一つの武器に対して使用できる量が決められていたのだろう。
つまり、バズーカのように大きな武器に対しては、鉄や銅など他の素材が多く混入されており、
ハーディスのように小さな武器はオリハルコンの純度が高くなる。
これにより個々の武器の強度が違ってくるのだと思われる。(かがみ)

【トレインを賛える歌】(とれいんをたたえるうた)
(i)秘密結社クロノスの最大戦力である時の番人(クロノナンバーズ)。
彼らへの敬意を表すためか、クロノスでは時の番人を賛える歌というものがあるようだ。
劇中で明らかにされたのは、トレインを賛える歌のみであるが、バルドルを賛える歌や、
ジェノスを賛える歌などもあるのだろう。(かがみ)
(ii)黒猫最終話において、クロノスを脱けようとするトレインに対し、クロノス構成員が盛大な
送別会を開き、輪になって踊ったり、トレインを賛える歌を歌ったりしたという描写がなされている。
そこに「トレインを賛える歌」の一部が掲載されているが、それは「黒き猫よ」という一節だけであり、
とてもではないがこれだけの情報から「トレインを賛える歌」の全容を伺うことはできない。
しかし、私が個人的に想像するところでは「トレインを賛える歌」はこのような歌詞ではないだろうか。
「嗚呼 黒き猫よ 黒き猫が行く
望まれることなく 浮き世から 捨てられし
彼を動かすもの
それは、生きる意志を持つ者の 意地に他ならない」
もしくはこんなのかもしれない
「WOW WOW〜〜 WOW WOW WO〜〜〜〜〜〜♪
黒き猫ってなぁ〜に?
黒き猫YO〜?(なんかのさなぎとかじゃない?) 〜〜〜♪ ♪」(かがみ)


【新着(5/31)】

【ドクター】(どくたー)
(@)紳士革命集団「星の使徒」の重鎮。
軟氣功の使い手にして、ナノマシン「RUCIFER」や「ゴッドブレス」を作り出した科学者。
無敵の道(タオ)能力「歪世界(ワープワールド)」を操り、トレインとイヴをあと一歩のところまで
追い詰めたが、奇跡が起こって敗れ去る。
遠隔攻撃に徹すれば負ける要素など微塵もない「歪世界」において、わざわざ敵の前に姿を現し、
自らの能力を逐一説明したその姿は、世界中の善男善女から「これぞ紳士の鑑」と大絶賛された。(目黒)
(A)本名は「カンザキコウスケ」。もちろん、漢字表記すれば「幹座 氣功介」になると予想される。
星の使徒の幹部の座にあり、軟氣功で怪我人の介助活動を行なうというドクターのキャラクターを
十二分に表現したすばらしい名前であるといえよう。 (目黒)
関連語⇒星の使徒、ゴッドブレス、RUCIFER(ルシフェル)、歪世界(ワープワールド)、奇跡

【死後の世界】(しごのせかい)
黒猫世界における死後の世界を考えることは、劇中の彼らの死生観を理解する上でも重要な
ことと思われる。
劇中で、死した後も数回に渡り現世に姿を現し、数々の奇跡を起こしたミナツキ=サヤ。
この例を見る限り、おそらく黒猫世界では紳士的に死んだ人間は幽体となって現世をさまよう
という死後の世界観がまかり通っているのではないだろうか。
さまよう、という言い方に語弊があるならば、天使のような存在となり、現世をウォッチしているの
かもしれない。
つまり、紳士的な人間にとっては死は生の延長線上に過ぎないのである。
そう考えるならば、これまでの様々な紳士的行為の謎が解明される。
彼らが命懸けの戦いの最中にありながらも、自分の弱点をペラペラしゃべったり、
敵ではなくその武器を狙ったりと、まるで命が要らないかのような紳士的行動を取るのは、
紳士であれば死を恐れる必要がないからである。
また、クリードさまの紳士革命も、己一人が永遠の命を手に入れるのではなく、全人類を紳士化
することにより、全人類に永遠の命(死して後の生)を与えようとする、人類救済計画であると
考えることもできる。
もちろん、これはミナツキ=サヤが死後幽体となって現世にたびたび出現するという一件だけを
取り上げての仮説であり、正確に黒猫世界を読み解くためには、更なる検証を重ねる必要が
あるだろう。(かがみ)



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