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4.菅野美穂ちゃんと握手

説明

背景1

1995年は阪神淡路大震災に始まり、某宗教団体のテロが追い打ちをかけた年でした。

そんな中、ぼくは2月にはじめての一般周遊券を作ってみましたが、その乗車区間の一部である筑波のケーブルが3月なかばまで運休であることを知り、なんとか期限ぎりぎりに筑波と御岳のケーブルに乗ったのです。

おかげでこの春は青春18きっぷが使えませんでした。

さて、もしも余っていたらどこか旅行に行きたいなあと思い、ぼくはとある質屋に行って青春18きっぷは売っていないか質問してみました。でも売っていませんでした。

あとは特にめぼしいものもないなあと、いったんはぼくは質屋を出て牛丼屋に行き、牛丼を食べました。

食べているうちに、そう言えばあそこには青春18きっぷはないけれど、何か新幹線の回数券のようなものがあったなあと思い出しました。もう一度質屋に行って確認することにしました。

質屋に戻って確認すると、確かに回数券でした。「東京←→豊橋」の新幹線自由席用回数券でした。

ぼくは、とりあえずこれでも買って豊橋まで行き、名鉄にでも乗ってみようかと考えました。そんなわけでぼくはこの回数券を往復で2枚買いました。

背景2

さてあくる日、とあるアイドル雑誌を見ていました。

気になる女の子がソロデビューすると言うので、ぼくはその女の子、菅野美穂(かんのみほ)ちゃんと握手するため、質屋に行く何日か前に銀座にある丸の内東映に行き、イベントに参加して握手していたのです。

アイドル雑誌にはそのことも載っていましたが、その約一週間後に、名古屋でも握手会をやると書いてありました。

はて、名古屋?この自由席用回数券が使えるんじゃないか!と思いました。

イベントは今度の日曜の午後7時だそうです。

計画1

時刻表を見ると、このイベントが終わってから豊橋まで行ってこだまで帰るのはちょっと無理そうです。でも名古屋から豊橋に停車しないひかりに乗ればなんとか東京まで帰れそうです。

と言うことは、名古屋から豊橋まで自由席特急券と乗車券を買えば乗れそうだなあと思いました。

名古屋から豊橋までの自由席特急券は900円ちょっとだからいいとして、そう言えばこのあたりに何かお得なきっぷが売られていたような気がするなあ、とちょっと考えてみました。

計画2

思い出しました。「青空フリーパス」です。この企画乗車券は名古屋〜豊橋間を含む名古屋近郊のJR線が土曜もしくは休日の1日の間乗り放題、というきっぷです。
名古屋から豊橋の自由席特急券と組み合わせれば新幹線にも乗れるそうです。

これを使えば豊橋から名鉄に乗るよりもいろいろな所に行けるなあと思いました。よって、

・こだまで豊橋に行く→豊橋で青空フリーパスを買い、名古屋近郊のいろいろな私鉄に乗りまくる→菅野美穂ちゃんの握手会に参加→名古屋から豊橋の自由席特急券を買い、名古屋からひかりに乗って東京に帰る

という行程にしようと思いました。

こうして、「菅野美穂ちゃんと握手するついでに名古屋近郊の私鉄に乗りまくろうツアー」の開始となったのです。

補足

注意:ここでの青空フリーパスの説明は当時のルールで、その後多少ルールが変更になっています。
詳細は関連リンクの「青空」を選択して説明を見てください。

東海道新幹線その1

東京〜小田原

東京駅の、在来線と東海道新幹線の中間改札にやってきた。今日の目的地は豊橋なのでこだまに乗らなければならない。

この時間だと、去年5月にぷらっとこだまエコノミープランで使った朝8時3分のこだまになりそうだ。まずは東京都区内→豊橋の新幹線の回数券を見せて中間改札を通り、あの時と同じホームに進む。

こだまは停車していたので乗り込む。こだまはひかりより自由席が多いので楽に乗る。

もちろん、ぷらっとこだまエコノミープランですわった指定席は両側2列席だったが、自由席は海側3列席、富士山側2列席だ。2列席の方にすわろう。あまり客も乗ってこないまま発車だ。

今回は菅野美穂ちゃんと握手するという目的があるが、ふだんは新幹線に乗る目的なんかないから、見るものすべてがめずらしい。あ、でも去年も酒井美紀ちゃんと握手するのが目的だったっけ。

横須賀線に沿って多摩川まで進み、多摩川を渡ると横須賀線と分かれて地下に入り、じきに新横浜だ。

小田原〜豊橋

それを過ぎるとごちゃごちゃした街並みを見ながら小田原に着く。

去年乗ったこだまだということは、小田原で数分停車するということも同じだ。ひかりがとなりをゴォーと何本か通り過ぎていく。そしてまた発車。

熱海までの間は東海道線と同じく海が見え、熱海を過ぎると新丹那トンネル、そして三島でまた数分停車、ひかりがとなりをゴォーと何本か通り過ぎていく。

そんなふうにして静岡に着いた。去年はここで降りたがきょうは豊橋まで行く。静岡でもひかりがとなりをゴォーと通り過ぎていく。もう東京を出てから2時間が過ぎている。

静岡から豊橋まではトンネルが多く、このあたりに住む人たちはたいへんだなあなどと考えているうちに豊橋に着いた。まずは青空フリーパスを入手しなければならない。

新幹線の回数券を渡して改札を通り、通路にあった窓口で「青空フリーパスください」と言ってみた。

無事2000円払って青空フリーパスを手に入れた。さあ、あちこち乗りまくろうと思い、在来線の改札に向かった。

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東海道本線その1

旅行記本文

東京から乗ってきたこだまを豊橋で降り、青空フリーパスを買ったぼくは、在来線改札に行き青空フリーパスを見せて通り、岡崎に向かう電車の乗り場に来た。

すぐそばにJRっぽくない電車がある。あれが名鉄の電車なのかもしれない。豊橋は名鉄とJRが共存している駅なのだろう。

さらに向こうに飯田線のホームがある。そう言えば去年3月にはるばる岡谷から豊橋まで飯田線を乗り継いで来たんだった。あの時は眠くてろくに豊橋駅を見ていなかった。

去年8月にも来ている。まあ今日も乗り換えるだけだが、そのうち降りることもあるだろう。あとでゆっくり駅を見てみよう。

豊橋から乗った在来線は2列シートの座席だった。そう言えばおととし11月に岡崎から米原まで乗った電車もこんな電車だったなあと思い出す。そんなこんなで電車が発車する。

昼前の豊橋から西は、多少海の見える場所だった。同じ場所でも時間が違うといろいろ違う景色が見えておもしろい。たいして時間もかからずに電車は岡崎に着いた。ここで降りる。

さて、菅野美穂ちゃんの握手会までだいぶ時間があるので、ここで愛知環状鉄道に乗って高蔵寺(こうぞうじ)まで行くことにする。階段をのぼるとうやら改札を出なくても愛知環状鉄道には乗り換えられるようだが、きっぷを持っていないと精算に時間がかかるかもしれないから、いったん改札を出て愛知環状鉄道のきっぷを買っておこう。

ぼくは青空フリーパスを見せて改札を出た。すぐそばに愛知環状鉄道の自動券売機があった。きっぷを買おう。

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愛知環状鉄道

旅行記本文

豊橋から乗ってきた電車を岡崎で降り、青空フリーパスを見せて改札を出た。そして自動券売機で高蔵寺(こうぞうじ)まできっぷを買う。

きっぷを見せてふたたび改札を通り、階段をおりて愛知環状鉄道のホームに来た。電車が停車している。乗ってみよう。

乗ってみた。ボックス席が主体でロングシートも少しある車両だった。日曜の午前中ではあるが、客は学生っぽい人たちが数人いるだけだった。こんなものなのかなあ。

電車は岡崎を発車する。すぐに高架に上がる。さすがに鉄道が通るだけあって、かなり住宅とかが建ち並ぶ場所を通るようだ。

しかし平野の狭い場所らしく、そのうち小高い山々が続くようになる。そんな中を、電車は客が少ないまま進んでいく。

沿線では人口が多いはずの新豊田を過ぎるが、たいして乗り降りもないまま過ぎていく。やっぱりこのあたりは車社会だから列車を使うのは学生くらいなのか。それとも名鉄を使う人が多いのか。

新豊田を過ぎてしばらくすると客もほとんどいなくなり、住宅も途絶え、森の中を進むようになった。こんな風景が終点の高蔵寺(こうぞうじ)まで続いた。

森の続く景色からやっとまた街に入ったところで終点高蔵寺である。ぼくは電車を降りた。さて中央本線のホームはどこだろう。

なんと高蔵寺は愛知環状鉄道のホームと中央本線の名古屋方面のホームが共用なのである。便利だなあと思いながら、ぼくは電車を待った。

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中央本線その1

高蔵寺〜名古屋

岡崎から乗ってきた愛知環状鉄道の電車を高蔵寺(こうぞうじ)で降りると、なぜか中央本線のホームの向かいだった。階段をのぼらなくても名古屋行きに乗れるようだ。

しばらくすると名古屋行きがやってきた。さすがに日曜なのですわれないようだ。

中央本線の愛知県内区間は独特の雰囲気がある。都会のようで都会過ぎないのだ。

名古屋の地下鉄との乗換駅が、東海道本線より多いこともあり、そんな駅で降りる客も多く、名古屋に近づくと建物も多くなってくる。高速道路っぽい高架の道路も多いようだ。

電車は大きくカーブし、金山に停まる。金山を過ぎると名鉄と東海道本線のレールが見えてきて、終点名古屋に到着である。

計画

さて、まずは帰りの新幹線の自由席特急券を買っていこう。今持っているのは豊橋→東京の新幹線回数券と青空フリーパスだから、名古屋→豊橋の自由席特急券を買えば名古屋→東京までひかりの自由席に乗れるだろう(1995年4月現在)。

青空フリーパスを見せて改札を通り、みどりの窓口に行って930円払って特急券を買った。

さあ、これからどうするかだが、まだ菅野美穂ちゃんの握手会までは時間がある。さてどこに行くか。

ぼくはまず弥富(やとみ)に行き、名鉄で新岐阜まで行って、大垣に行き近鉄養老線で桑名に行き、名古屋に戻ることにした。これくらい乗れば握手会の時間になるだろう。

そう考えて、青空フリーパスで改札を通って関西本線のホームに向かうことにした。

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関西本線その1

旅行記本文

菅野美穂ちゃんの握手会が終わったあとで使うための「名古屋→豊橋」の特定特急券を買ってしまっておき、青空フリーパスで名古屋駅の改札を通る。時刻はまだお昼をちょっと過ぎたところである。
これから向かうのは関西本線の弥富(やとみ)駅である。はじめて乗る路線なのでどういう路線なのかわくわくする。ホームに行き、亀山行きの電車に乗ると発車する。日曜の昼間なので多少客がいる。

電車は名古屋駅を発車すると、すぐに名古屋の市街地を離れていく。人家がほとんどなくなってしまう。あれ?この景色、前にも見たことあったっけ?

よくよく考えてみれば、4年前の7月に、名古屋からなんばまで近鉄のビスタカーに乗ったんだったと思い出した。近鉄は途中まで関西本線に近いところを進むんだっけ。

近鉄名古屋駅は地下だったから、しばらくは関西本線と同じような場所を通るとは気がつかなかったけど、よくよくながめたらどことなく似た景色だ。そんな景色をながめて過ごす。

そして目的地の弥富(やとみ)に着いた。なかなかいい路線だなあ。

さあ、ここから名鉄に乗り換えだ。青空フリーパスは使えないからきっぷを買わなければならない。きっぷ売り場はどこかなと思いながらぼくは駅の出口を探した。

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名鉄弥富線

JR〜名鉄

名古屋から乗ってきた関西本線の電車を弥富(やとみ)で降りて、青空フリーパスを見せていったん改札を出る。これから乗る名鉄の入口はどこだろう。

案ずることはなく、弥富は名鉄がすぐそばにある駅だった。新岐阜まできっぷを買って改札を通り、ホームに出る。まだ電車は来ていない。

なにしろ、名古屋近辺の私鉄はなんば行きの近鉄、去年乗った明知鉄道、それからきょう乗った愛知環状鉄道しか乗っていないのだ。名鉄ってどんな電車なのだろう。待っているうちに電車が入線してきた。

赤い電車であった。なんとも独特の電車だなあと思った。行き先は・・・「豊明」と書いてある。

「豊明」ってどこだろう?豊橋の近くかなあ。

どっちにしても名古屋より東なんじゃないかと思った。

とすると、確か弥富を出た名鉄は、まっすぐ北に進む路線と、途中で分岐して東に進む路線があったから、豊明行きはたぶん分岐して東に進み、岐阜と名古屋を結んでいる本線と合流してから名古屋に向かい、そのあとで「豊明」に向かうんだろうなあと思った。

弥富〜須ヶ口

ぼくの今の目的地は新岐阜だから、2回目の分岐駅でいったん今から乗る電車を降りて、新岐阜行きに乗ればいいようだ。分岐駅の名前は「須ヶ口」らしい。どう読むかわからないがとりあえず乗ろう。土曜の昼を過ぎているのに客は少ない。電車は発車する。

弥富の集落をすぐに出て、畑っぽい場所が広がる場所に出る。ずっとそんな景色が続いている。電車は東向きに向きを変えたようだ。相変わらず客は少ない。

そのうち案内があった。次は「すかぐち」らしい。ああ、「須ヶ口」のことか。というと降りる駅だな。

須ヶ口に近づいたが、多少は畑より住宅地が多くなるくらいでそれほどまちなかといった感じはない。そのまま須ヶ口に到着。ぼくは電車を降りた。

新岐阜行きはちゃんと停車してくれるかなあと思いながら、ぼくは須ヶ口で電車を待った。

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名鉄名古屋本線

須ヶ口〜新岐阜

弥富(やとみ)から乗ってきた電車を須ヶ口(すかぐち)で降りた。さて、新岐阜に行くにはこっちのホームに行く必要があるぞと思いながらホームを移動したような気がする。

なにしろ名鉄に乗るのは今日がはじめてだから勝手がわからない。ここから新岐阜までは特急とか急行とか走っていそうだけど、須ヶ口は停まるかなあ。

そんなことを考えながら待っていると、新岐阜行きの電車がやってきた。とりあえず乗る。すわる場所はあるようだ。

東京の私鉄は基本的にすわれないことが多いが、名古屋はけっこう名古屋の近くでもすわれちゃうんだな、やっぱり車を持っている人が多いからかなあと思っているうちにいつのまにか眠ってしまった。

気がつくともう市街地を走っていて、もうすぐ終点新岐阜だ。

こんなのでいいのかなあと思ったが、きょうの目的は菅野美穂ちゃんと握手することで、あとはおまけみたいなものじゃないかと思いながら電車を降り、改札にきっぷを渡して降りた。

書店

さあ、まだ握手会までは時間があるので、JRの岐阜駅まで歩いて、大垣に行き、近鉄で桑名まで行って名古屋に帰って来ようと思った。JRはどっちだろう?

適当な方向に歩くと本屋を見つけた。

そうだ、菅野美穂ちゃんとの握手会は名古屋東映と本に書いてあったけど、名古屋東映ってどうやって行けばいいのかわからないことに気がついた。地図でも見てみよう。

読書

ぼくは名古屋中心部のポケット版の地図を見つけ、名古屋東映を見てみた。

あったあった。えーと、地下鉄の「栄」っていう場所の近くのようだ。

そうか、地下鉄に乗ればいいのか。でもなんだかそのまま普通に名古屋から往復するだけじゃつまらないなあ。

計画

ぼくはこういう方法で乗り、栄に通じる4方向をすべて乗っておこうと考えた。

(1) 桑名から名古屋に着いたら、中央本線で千種(ちくさ)に行き、地下鉄の東山線で栄に行く。
(2) 栄で菅野美穂ちゃんの「恋をしよう」のCDを買ったら、名城線で久屋大通(ひさやおおどおり)に行き、桜通線に乗り換えて名古屋に戻る。
(3) 夕食でも食べて、東海道本線で金山に行き、名城線でふたたび栄に行く。
(4) 菅野美穂ちゃんの握手会に参加して、栄から東山線で名古屋に行き、新幹線で帰る。

そう決めたところで、今度は岐阜のポケット地図を見た。今いるところはどこだろう。

あったあった。どうやらJR岐阜駅とは反対方向に歩いてしまったようだ。反対方向に歩けば岐阜駅に行けるようなので、本を戻して歩くことにした。さあ、近鉄に乗りに行こう。

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東海道本線その2

旅行記本文

名鉄の新岐阜駅の近くの本屋でポケット版の地図を見て、名古屋東映の位置とJR岐阜駅の位置を確認したぼくは、JR岐阜駅があるらしい方向に歩いてみた。目の前に市電らしいレールはあるものの、JRの路線はしばらくは見えなかった。

しばらく進むとやっと見えてきた。なんだか工事中っぽい駅舎である。入口を見つけてなんとか進む。青空フリーパスを見せて改札を通る。

迷路のような通路を通り、なんとか大垣行きのホームにやってきた。まあ、工事中の駅っていつもこんなもんだよなあ。

電車がやってきた。さすがにすわれない。乗って出発。岐阜は駅を出るとすぐに市街地からはずれていく。

ながめのいい景色を見ながら、何度か乗り換えたことのある大垣駅に着いた。ここで降りて駅を出る。さあ、近鉄の大垣駅を探そう。

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近鉄養老線

旅行記本文

青空フリーパスを見せて大垣駅の改札を出た。さて近鉄の駅はどこだろう。

駅の右手にそれらしい建物があった。向かってくる通行人とぶつかりそうになりながら駅に着き、桑名まできっぷを買った。電車の発車時刻まではちょっと時間があったので待つ。

やがて改札だ。きっぷを見せて通り、ホームに行く。やってきた電車はちょっと古いものだった。

近鉄には4年前に近鉄名古屋からなんばまで特急ビスタカーに乗っただけだったが、こんな車両もあるようだ。お客は少ない。そして発車する。東海道本線に沿って米原方面にしばらく進んだ後で左に曲がっていく。やがて大垣の市街地を離れた。

電車はゆっくり進み、各駅に停車していく。やがて右手に大きな山が見えるようになった。養老線は山のそばを通るのだ。左手には平野が広がっている。そんな景色が1時間も続いた。

電車は市街地に入っていき、終点桑名に着いた。きっぷを渡して改札を出る。ぼくにとってはじめて降りる三重県の駅だ。

さて、菅野美穂ちゃんの握手会の時刻が近づいている。関西本線で名古屋に向かおう。

ぼくは青空フリーパスをふたたび取り出した。

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関西本線その2

旅行記本文

大垣から乗ってきた電車を桑名で降りた。さて、名古屋に戻らなければならない。青空フリーパスは桑名でも有効だから新しくきっぷを買う必要はない。さて、JRはどこだろう。階段をのぼる。

なんと桑名は改札を出なくても近鉄からJRに乗り換えられる駅だった。関西本線の案内を見つけて階段をおりる。しばらく待つと名古屋行きの電車がやってきた。乗ろう。

電車は桑名を発車し、進んでいく。桑名は小さな市街地だったが、桑名を出るとすぐに人家がなくなる。川が見える。

そう言えば小学校の社会の時間に「輪中(わじゅう)」っていうのを習ったっけなあと思い出す。輪中ってこのあたりだよなあ。

川がたくさんあって人家は全然ない。確かにこれだと台風なんか来たらたいへんそうだ。

4年前に近鉄に乗ったとき、こんなところ通ったかなあと思う。でも通ったんだろう。

電車は川を何本も越えて進んでいく。だんだん人家が増えていき、数時間前に来た弥富(やとみ)を過ぎた。

あとの景色は数時間前と同じだ。名古屋駅に近づくまでたいして人家は増えず、名古屋の近くでいきなり大都会になり、終点名古屋に到着である。

さあ、菅野美穂ちゃんとの握手会の時間が近づいている。まずはCDを買おう。とりあえず関西本線の電車を降りた。

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中央本線その2

旅行記本文

桑名から乗ってきた電車を名古屋で降りた。そしてぼくは中央本線のホームに向かう。

新岐阜駅近くの本屋で見た地図には、名古屋東映の場所は地下鉄の栄(さかえ)駅の近くと書いてあった。栄はちょうど地下鉄が十字に交差する場所にあるので、どうせならその十字すべてに乗ってしまう計画なのである。

しかし名古屋東映での菅野美穂ちゃんのイベントが終わったら、まっすぐに東山線で名古屋に向かわないと新幹線で東京に帰れない。だから先にその他の3方向に乗る必要があるのだ。手始めに中央本線で千種(ちくさ)に行って東山線で栄に向かう計画なのである。

電車に乗る。さすがに混雑していてすわれない。そのうちアナウンスがあった。

「長野行きしなのの発車が遅れております関係で、この電車はしなのが発車してからの発車となります」

うーん、どのくらい遅れるかわからないが、それほどでもないだろう。しばらくするとしなのらしい特急列車が出ていくのが見えた。それからこちらの電車も発車する。

金山を過ぎて左にカーブし、まだまだ都会といった雰囲気の千種に着いた。ここで降りる。

さあ、初めての名古屋の地下鉄だ。どんなものなんだろうと思いながら、青空フリーパスを見せて改札を出た。

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名古屋市営地下鉄・東山線その1

千種〜栄

名古屋から乗ってきた中央本線の電車を千種(ちくさ)で降りた。さて地下鉄の入口はどこだろう。

案内を見つけて階段をおりていった。なんとか自動券売機までたどりついた。えーと、栄(さかえ)まできっぷを買えばいいんだっけ。なんとかきっぷを買った。

そして自動改札にきっぷを通して通る。はじめての名古屋の地下鉄だ。

ホームにやってきた。こっちが名古屋方面のようだ。しばらく待つと電車がやってきた。

さすがに長いこと営業しているだけあって、どことなく古そうな電車だなあと思った。乗る。お客はそれなりに乗ってはいるが、東京の地下鉄と比べると市街地でも客が少ないなあと思った。日曜の夕方だからかなあ。

電車は発車し、進んでいく。駅を間違えないようにと緊張していたが、ちゃんと栄に着いた。ここで降りる。

CD購入

階段を上がり、地上に出た。わあ、都会だなあ。

なんだか東京と比べるととても道路の幅が広い。そして車も渋滞せず、すいすい進んでいる。さあ、名古屋東映を探そう。

確か新岐阜駅近くの本屋で見た地図ではこっちだったよなあと思いながらうろうろする。

なんとか見つけた。えーと、丸の内東映の握手会では近くにCD売り場があって、そこでスタンプを押してもらって握手券をもらったんだよなあ。

見回したら売り場を見つけた。そして菅野美穂ちゃんのデビュー曲、「恋をしよう」を買った。丸の内東映の時のCDに続いて2枚目である。

CD

売り場の人はCDを開封し、オレンジ色のスタンプを押した。丸の内東映の時は紺のスタンプだったから、色を変えているのかな。

そして握手券をもらった。これでよし。

まだ握手会までは時間があるので、ぼくはいったん名古屋駅まで戻って食事することにして、栄駅の入口に戻っていった。

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桜通線

栄〜名古屋

名古屋東映の外のCD売り場で、ぼくにとっては2枚目となる菅野美穂ちゃんのデビュー曲「恋をしよう」を買うと、いったんぼくは名古屋駅に戻ることにした。栄(さかえ)駅の入口に戻る。

さっきは千種(ちくさ)から栄まで東山線に乗った。栄から名古屋までも東山線に乗った方が速いけど、菅野美穂ちゃんと握手した後にとっておいて、今はいったん名城線で久屋大通(ひさやおおどおり)まで行って、桜通線で名古屋に行くことにしよう。

階段をおりて券売機で名古屋まできっぷを買い、改札を通って名城線のホームまでやってきた。えーと、久屋大通に行くには大曽根(おおぞね)行きに乗ればいいんだっけ。

大曽根行きがやってきた。さすがに多少混雑している。1駅なのですわることもないだろう。電車は発車し、しばらく進んで久屋大通に着いた。まずは降りる。さあ、桜通線に乗り換えだ。

乗り換えが桜通線しかないので、それほど迷うこともなくホームに着いた。名古屋に向かうのは「中村区役所」行きだ。

中村区役所行きがやってきた。今度も多少は客がいる。でも東京の地下鉄と比べたら少ない方だろう。桜通線の電車は順調に進み、無事名古屋駅に到着した。

夕食

さて、菅野美穂ちゃんの握手会までの間に夕食でも食べることにしよう。地下鉄の駅の近くには食堂なんてなさそうだし、JRの駅まで歩こう。

改札を出てJRの名古屋駅まで歩く。日曜日の夕方は混雑している。

さて、どこの食堂で食べようか。ぼくは駅ビルをのぼり、いろいろうろうろしてみた。

結局こじんまりとしたうどん屋を見つけた。メニューを見ると、「味噌煮込みうどん」という聞き慣れないメニューがあったので食べてみることにした。

うどんが出てきた。食べてみる。いい味だなあ。

うどん

どうやら名古屋近辺でしか食べられないものらしいので、またいつか名古屋に来たら食べてみたいなあと思いながら食べ終わった。

さあ、栄まで戻ろう。東海道本線で金山(かなやま)まで行って、名城線で栄まで行く予定である。ぼくは金山に行くため青空フリーパスを取り出し、JRの改札に向かった。

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名城線

旅行記本文

味噌煮込みうどんを食べ終えて、また名古屋駅の改札に戻ることにした。ビルの中なので方向がまるでわからなかったが、なんとか改札を見つけて青空フリーパスを見せて通り、豊橋方面のホームに来た。今度はさっきみたいに遅れることはなく、無事金山駅に着いた。今度はここで降りる。

金山駅で降りるのははじめてなので地下鉄の名城線に乗り換えるのはめんどうだったが、いざ進んでみると名古屋駅で地下鉄に乗るよりすんなりと乗り換えることができた。乗り換えは金山駅の方が便利なようである。

栄まできっぷを買って自動改札を通り、ホームにやってきた。「大曽根行き」に乗ればいいんだっけ。

地下鉄の電車がやってきた。夕方なので通勤時間帯である。もっとも今日は日曜だからそれほどの混雑でもない。すわれないことはすわれないが、けっこう楽に栄までやってきた。

これで栄に通じる4方向の地下鉄の3方向まで乗ったことになる。あとは東山線の名古屋方向だけだ。
ぼくは電車を降り、自動改札を通った。さあ、いよいよ菅野美穂ちゃんと2度目の握手だ。

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名古屋市営地下鉄・東山線その2

入場

金山から乗ってきた地下鉄の名城線を栄(さかえ)で降りて階段を上がり、改札に向かった。

約1時間ぶりに栄に戻ってきた。さっきは東山線から降りたが、今度は名城線なので多少違った位置に出たようである。

今日はこれから名古屋東映に行くのである。菅野美穂ちゃんの握手会である。

発売されたデビュー曲「恋をしよう」のCDを買うと彼女と握手ができるのである。すでに約1時間前に一度名古屋東映に来てCDを買っており、握手券を手に入れている。

このイベントは東京でも有楽町駅のそばの丸の内東映で行われており、その時にも握手している。ということは「恋をしよう」のCDも2枚持っているわけである。同じCDを2回買うのはMelodyという3人組の女の子たちのデビュー曲「素直に言えない」の時に続いて2回目である。

一度来ているにもかかわらず多少迷い、なんとか栄駅から名古屋東映までやってきた。目の前にはおなじみの行列が並んでいる。

まずは行列に並ぶ。丸の内東映の時のイベントと同じで、整理券に書いてある数字の順番に並ぶのだ。整理券を確認して列の間に入れてもらい、開場を待った。

ほどなく開場である。列が進む。会場内に入ると丸の内東映と同じようにカメラチェックが行われる。ポケットをさわられたりしながら進む。そばの机の上にはカメラがずらっと並んでいる。

カメラ

ぼくはここ数年アイドルファンをやっているのでこういうことは数多くあるが、今日のイベントのカメラチェックはいつにもまして念入りだなあと思った。

映画

そのまま進んでホールに入った。空いている席にすわり、イベントの開始を待った。もちろん丸の内東映の時とイベント自体は同じはずだが、わかりにくいものだったので2回くらい見てもいいんじゃないかと思った。

お客が全員席についたのでイベント開始である。

まずは菅野美穂ちゃん主演の短い映画が上映される。なんでも人類滅亡の前の日を描いたストーリーだそうだ。人類滅亡の前の日のわりにはパニックの状況が描かれているわけでもなく、ほとんど菅野美穂ちゃんしかいない画面のままストーリーは進み、何を言おうとしているのかよくわからないままストーリーは終わった。

そしてスクリーンの中の菅野美穂ちゃんが「ピーマン!」と叫んで歌が開始した。デビュー曲のカップリング曲、「ドッカン!」だ。どんな曲かと言うと、女の子が男の子に、「別の彼女ができた」と言われてふられてしまうけど、男の子はその彼女にふられて最初の女の子によりを戻そうと泣きついてくる、という曲である。

スクリーンの中の菅野美穂ちゃんはコロコロと表情が変わり、ドッカン!という曲自体もけっこうおもしろい歌で、特に間奏での美穂ちゃんのシャウトがとても心地いい歌であった。

それが終わるとスクリーンの脇から菅野美穂ちゃん登場である。歌うのはデビュー曲の「恋をしよう」である。この歌もふられる内容なのだが、ふられても新しい未来に向かって進んでいこうという内容の歌である。

歌が終わるとあいさつである。丸の内東映の時はイベントツアー最初だったのでなんとなく緊張ぎみだった菅野美穂ちゃんも、ここは最終日なので、名古屋ご当地ネタで盛り上がっていたようだった。なんとも元気な女の子だなあと思った。

握手会

それが終わると握手会である。丸の内東映の時はスクリーンの前のステージで握手だったが、名古屋東映ではスクリーンとは離れた通路で握手となった。いつもの握手会のように行列が並ぶ。

行列は進み、ぼくの番がやってきた。アイドルと握手する時はいつも緊張する。そして握手。
やっぱり握手会はいいなあと思いながら通路を進み、名古屋東映の外に出た。

さくら組ではあまり活躍できなかった菅野美穂ちゃんだった。せっかくソロデビューしたのに、デビューした時にはもう桜っ子クラブが終了してしまい、なんとなく運が悪いような気がする彼女である。

菅野美穂ちゃんも他の消えていったアイドルのようにアイドル寿命が短いのかもしれないけど、かわいいし元気だし、もしもこれからも何枚かCDを出すようなら買ってみたいなあと思った。もしもどこかの番組に出るようなら応援していこう、とそう考えた。

さて、終わった終わった。急いで東京に帰ろう。

栄〜名古屋

なんとか栄駅に戻り、自動券売機を見つけてきっぷを買い、東山線の改札を通って階段をおりてホームに来た。

なぜか同じイベントに来た人はあまりいないようだ。そんなに東京から来る人もいなかったのだろう。

電車がやってきた。乗る。日曜の夜8時過ぎなのに、思ったほどお客がいない。

ふわーっとあくびしているうちに電車は名古屋に着いた。

改札を通って階段を上がり、JRの名古屋駅にやってきた。さてあしたは仕事なので東京に帰らなければならない。

ぼくは朝豊橋駅で買った青空フリーパスと昼名古屋で買った名古屋→豊橋の自由席特急券を取り出した。これを見せて改札に入ろう。あとは東京〜豊橋間の新幹線自由席回数券で東京まで帰れるはずだ、と思った。新幹線の改札を通り、菅野美穂ちゃんの顔を思い起こしてみた。

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東海道新幹線その2

旅行記本文

栄(さかえ)から乗ってきた名古屋の地下鉄を名古屋駅で降り、新幹線の改札にやってきた。

改札で青空フリーパスと豊橋までの自由席特急券を見せて改札を通り、ホームに上がる。そして自由席の位置に並ぶ。

ひかりがやってきた。これであしたは無事会社に行けそうだ。ドアが開いたので乗る。座席はあいているかな。

無事あきがあったのですわった。あとは車内改札だな。

車内改札が来たので青空フリーパスと豊橋までの自由席特急券と、豊橋→東京の質屋で買った回数券を見せた。これでよし。

あとはひかりなのでノンストップで東京に向かう。景色は見えないがすいすいと走っているようだ。トンネルを何本も通る。

考えてみればぼくは名古屋東映の位置を知らなかったのだから、新岐阜の本屋で地図を見なければもしかしたら菅野美穂ちゃんの握手会に行けなかったかもしれないなあと思う。まあ、その時はその時なのだが。

今後とも、また誰かアイドルが東京から離れた場所で握手会なんかするようなら行ってみたいなあと思っているうちにひかりは東京へと向かっていった。きょうはぐっすり眠って、また一週間仕事をしようと思った。

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