遠雷 31


(31)
芹澤の目の前にある白い肌は、しっとりと汗を帯びていた。
ギッとソファが軋んだ。
アキラの右膝がソファに乗ったのだ。自然芹澤の肩に重みが加わり、彼の視界は白一色となる。
純白と言うより、滑らかな象牙を思わせる匂うような肌。
その薄紅に色づく二つの突起は、男をそそる艶めいた花の蕾だ。
芹澤は喉の奥で笑いながら、アキラを支えるように両脇に手を添える。そのとき親指は下から捏ね上げるように、二つの乳首を捕らえていた。
「ふぁッ……」
アキラが喉を反らして喘ぐ。汗を含んだ黒髪が重そうに揺れた。
「感じるんだね」
芹澤は聞くまでもないことを口にし、乳首に耐えず刺激を与えた。
アキラの髪が左右に揺れ、パサリと前に落ちた。
「ふふ、悪戯はこれぐらいにしよう」
芹澤はそう言うと、親指で嬲ることをやめた。
アキラは、右膝をソファに乗り上げ、芹澤の肩に両手を置いたまま、ふぅふぅと息を整えている。
断続的に腰を震わせるのは、むず痒さを耐えてのことだろう。
「どうしたのかな? これでおしまいかい?」
アキラは首を振った。

ギッ――――

またソファが軋んだ。
アキラは膝立ちの姿勢で、芹澤の太ももを跨いでいる。
「いやらしいね。君のペニスから、ぽたぽた垂れている」
芹澤の指が、アキラの先端で球を結んでいた雫を掬い取る。
「拭っても拭っても、溢れてくる。慎みというものを知らないのかな」
芹澤の言葉嬲りに、アキラの羞恥が募る。



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