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一平は、小さくため息をつくと、
「わかりました・・・・・」
サッカーボールですね・・・・・仕方がないといった表情を浮かべながら、ドアに向かって歩いて行く。
「頼んだよ・・・・・」
後ろから聞こえる声を聞きながら、一平は盛大なため息をついた。
校舎を出て12月の寒風が吹くなかを、一平は体育倉庫に向かった。
「寒い!」
思わず声をあげてしまう。
歩いていたはずなのに、自然に早足になり、やがて駆け出した。
体育倉庫の前まで来たのだが、
「?!」
何か変だ・・・・・体育倉庫の扉は、2つだったはずだ。
しかし今、一平の前には3つの扉がある・・・・・なぜ・・・・・?
「・・・・・うう・・・・・寒い!!」
思わずその場で足踏みをしてしまう。
今はとにかく、さっさと言われたことを片付けてしまうことだ・・・・・。
〈左の扉を開ける〉 〈真ん中の扉を開ける〉 〈右の扉を開ける〉
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