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『なんだか・・・出そうな気がするな・・・』
あなたは、苦笑をしながらボックスを見つめていた。
「よし・・・僕が引く!」
畑野淳が、ボックスの前に歩いて行く。
「白を引きます!」
鎖を手に握ると、いつでも逃げれる体制をとっている。
あなたもいつでも走りだせるように身構える。
「引きます!!」
言うと同時に、金属的な音がした。
何も起きない・・・セーフだったようだ・・・。
『おめでとう・・・ここから離れていいわよ・・・』
空から声が響く。
「それでは!」
畑野はニッコリ笑うと右手を上げて、小走りに走って行く。
さあ、次は・・・?