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「内藤君・・・」
あなたは悔しさで、唇を噛みしめた。
口の中に、わずかに“血の味”を感じている。
「逃げ切って・・・・元に戻す方法を見つけるからな・・・・」
あなたは知らず知らずのうちに呟いていた。
「ミッションか・・・」
頭の上を飛び回る戦闘機とヘリコプターを見ながら、あなたは呟いた。
腕に付けられたタイマーに視線を移した。
『15:15』
「さあ・・・どうしようかな・・・」