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あなたは奥歯を噛み締めると、美女・・・“鬼”に向かって走り出した。
美しい微笑みを浮かべていた“鬼”は、あなたが向かってくるのを見て一瞬、戸惑った表情を浮かべたが、美しい・・・いや、恐ろしい笑みをあなたに見せながら更にスピードを上げた。
鬼がスーツのポケットからカードを取り出した。
「行くぞ!!」
あなたは“鬼”を挑発するように叫ぶと、そのまま突っ込んでいく。
あなたの腕のタイマーは、その間も時を刻んでいく。
『勝負だ!!』