いちぢく 1 - 5


(1)
26-180 :名無し草sage :03/01/23 03:15
俺もアキラVS saiが一番気に入ってる。
だが今日のはまじでそれに匹敵する!
ランドセルアキラは可愛らしいハァハァ(;´Д`)だが魔性を持ってる。

>ランドセルの中にイケナイ物を入れてそれを見た時のアキラを想像してハアハアハアハアハア(;´Д`)

おまいそれかなりヤヴァイぞ!(w
だが確かに想像するとハァハァ(;´Д`)
「なんだろ、コレ???」
珍子をかたどったモノをまじまじと見つめるアキラ・・・だがなんなのかまるで見当がつかない天然アキラ。
しばらく握ったりニホヒを嗅いだりハァハァハァハァ(;´Д`)
きっと初夢精の時のように明子さんに報告するのだろうな。
ああっハニーなランドセルアキラハァハァハァハァハァハァ(;´Д`)


26-181 :名無し草sage :03/01/23 04:33
お前妄想がリアルすぎ(w。ヤバいって。
オレはもっとカワイイアキラに合わせて水色のコ(略)とかイチジク浣(略)とか
エボ(略)とかを日替わりで。
見ていたら何となくドキドキして来て天性の直感でそれらを先生や両親には告げず、
そっと机にしまい込むアキラ。
今日は何が入れられるのかドキドキしているアキラ。
そして地下鉄でアキラのランドセルの後ろに近付くオレ。
「…誰かに話したかい?」
と尋ねると、アキラは一瞬ビクッとして、前を向いたまま首を振り々する。
「いい子だね…」
と新たなブツを中に入れる。
「もしも使い方を教えて欲しかったら、明日もこの車両に乗りなさい。今まで
キミにあげたモノを持って…。」
そしてオレはアキラからそっと離れる。
すると次の日、アキラはその車両にいるんだ…。


(2)
アキラはいつものように車内に背を向け、片手でデッキ近くの手すりに掴まり
片手でランドセルの肩ベルト部分をしっかり握って真っ暗な窓の外を見つめていた。
そのアキラのすぐ後ろに男は近付く。窓にそれが映ったのだろう。
アキラの手すりを握る手に力が入るのが見てとれた。
「…次で降りなさい。」
男がアキラに話し掛ける。
電車がスピードを落として駅のホームの明かりが視野に入り込んで来る。
ドアが開いたが、当然アキラは躊躇したように動けないままだった。
脇から他の降りる客がアキラにぶつかりながら流れ出て行く。
男は溜め息をつくと最後に降りた。そのまま振り返る事なくホームに進み出る。
男の背中を見つめながらアキラは目を大きく見開き、黒目を揺らしていた。
男は淡いベージュのロングコートを来ている、一見教師か、どこかの塾の講師といった
風貌だった。緒方と同じくらいの世代に見えた。かん高い発車ベルが鳴り、ドアが閉まる音が響く。
その間際アキラは電車からホームに滑り出て来た。
すぐ背後に小さな足音がついて来るのを聞いて男は笑みを浮かべた。

どれくらい歩いただろうか、周囲に広大な閉鎖された工場しかない道を男は歩いて行く。
アキラは不安そうに周りを見廻す。その時ふいに足下を何かが走り出て驚き、息を飲む。
見た事のない大きさの黒いネズミだった。
夕暮れまでにはまだ時間があったが曇天の空が低く垂れ込め、その空をごう音を立てて
灰色の機影が横切っていった。それら全てが幼いアキラに強く警告しているように思えた。


(3)
背中のランドセルの中には数日に渡って男から受け取った小物が給食袋の中に
ひとまとめにして入っている。歩く度にいつもと違う音がするようだった。
学校にいる間、アキラはそれらが先生や他の誰かに見つかったらどうしようと心配していた。
それらが何をするためのモノなのかアキラは知らない。
でも授業に関係ない物は持って来てはいけないきまりだった。
もしも持ち物検査があったりしたら、もしもノートや筆箱を出す時に落としたりしないかと
アキラはずっとドキドキしていた。
授業中も先生がいつもより自分の事を見つめているような気がした。
心臓が体の中にいくつもあるような感じがして胸だけでなく頭の中やお腹の奥までドクドク脈打った。
男は工場の跡地の中へ入って行く。巨大な倉庫の脇に二階に上がる鉄の階段があり、そこを登って
小さな廂の付いたドアの鍵を開ける。
今まで男は一度もアキラの方に振り向かず、アキラがついて来ているかも確かめなかった。
男が入って行ったドアは開いたままになっている。
アキラはしばらく階段を見上げて数段上がっては降りるという行動を繰り返した。
その度にランドセルの中であれらが音を立てた。
その時工場の外の道路を数人の人が話しながらやって来る気配がした。
アキラは驚き、音を立てないように階段を登るとドアの中に身を隠した。
「よく来たね、アキラ君。いらしゃい。」
コートを脱いだ、セーターにスラックス姿の男が笑顔で立っていた。
これといった特徴のない、笑い目の中肉中背の黒ブチの眼鏡をかけた男だった。
芦原に少し似ているかもしれないとアキラは思った。
そこはキッチンも一緒になったような20畳ほどの広い空間で仕切りもない中にテーブルとソファがあり、
壁にそってパソコンやオーディオ関係の機器が並びその向こうに大きなベッドがあった。


(4)
他に家族が居る様子はなかった。少し殺風景な部屋だがきちんと整とんされていて他に特に
怪しげな雰囲気はなかった。元々は倉庫を改造したようで同じ大きさの窓が等間隔に並び、
一つ一つにブラインドがかけられ、隙間から細くまだかろうじて日光が部屋の中に差し込んでいた。
床は玄関と室内の区別がないらしく、男は靴のままだった。
「カバンを下ろしてそこに座って下さい。」
アキラが部屋の中を見回している間に男はテーブルの上に皿に乗せた数枚のクッキーを置き、
冷蔵庫から出したオレンジジュースをコップに注いでそれも置いた。
自分用にポットから湯を注いでインスタントコーヒーを煎れてソーサーを手に持ち、ソファーの一つに腰掛けた。
そして再度アキラにも座るように手招きし、アキラはランドセルを肩から下ろして前に抱え、
男の向いのソファーに腰掛けた。
喉がひどく乾いていて、アキラは目の前のジュースを一口飲んだ。
「アレは全部持って来ているかい?」
そう聞かれてアキラはコクリと頷き、ランドセルの蓋を開いて中から真っ白の給食袋を取り出し
テーブルの上に置いた。
「出してくれるかな。」
そう男に言われて、アキラは袋の中から用途のわからない一つ一つ小物をテーブルの上に並べた。
「…あのっ、」
アキラは決心したようにようやく口を開いた。
「…あの、ボク、…これらの物をあなたに返しに来ただけなんです。」
男は「うんうん」と嬉しそうに頷き、テーブルの上に並んだモノとアキラを交互に眺めている。
その視線から体を隠すようにランドセルを抱き締める。その時アキラは急激に下腹に違和感を感じた。


(5)
腹部の奥が急激に膨らみ、そのままそれが下る感じがした。
身を強張らせてアキラはランドセルを抱き締め、もじもじと体を体を揺らした。
咄嗟に駅からこの家に来るまでの間に公園や商店らしきものがなかった事を思い返していた。
「どうかしたのかい?」
俯き加減になったアキラに男が声を掛けて来た。
アキラは一瞬迷った。本当は少しでも早くここから離れないといけないとは思うが、
ここを出て駅まで迷わず戻る自信はあっても、変調を抱えてそれが間に合うとは思えなかった。
「…あ…の…、」
一秒単位にそれは激しい苦痛を伴い、アキラの下腹部内で蠢いた。
絞り出すような声でアキラは頼んだ。
「…お…手洗い…、貸してく…ださい…」
「向こうにあるよ、行けばわかる。どうぞ。」
男が指差した方にステンレスのドアが見えた。アキラはランドセルを湧きに置くと
早足で駆け抜けてドアの中に入った。そしてギョッとした。
そこが6畳くらいの広い空間で、ドアの脇に洗面台があり、端にバスタブとシャワー口があり、
反対側の一角にぽつんと洋式の便座があるという全てが一緒になっている造りだったからだ。
落ち着かない雰囲気だったが背に腹はかえられずアキラは慌ててズボンと下着を下ろすと便座に座った。
普段もアキラはあまり自宅以外の場所で大きいほうの用は足さなかった。
父行洋が朝食後に便所に篭る習慣があり、同じ時刻に家にもう一つある上便所にアキラも
入るようになっていた。学校で一度トイレの個室に入った時に「やっぱりお前は女だろ」と
囃された事があっし、駅のトイレを利用しようとした時に変な中年男にじろじろ見られた事があったからだ。



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