「リングにかけろ1」第七話はチャンピオンカーニバルのベスト4をかけての争いが描かれました。
まずは第一話から凄まじい存在感を示している新潟代表の変態、河井武士。彼は対戦相手を瞬殺。戦闘シーンは全く描写されませんでした。
次は準決勝で河井武士と対戦するはずの香取石松。彼はひょうきんなキャラクターで、このアニメではお笑いキャラとしての役割を与えられているはずです。実際に彼の戦法は「トランクスから見えちゃいけないところが見えてるぜ」と相手に囁き、相手が気にしたところを殴り飛ばすという、まったくギャグそのものなのですが、しかし、彼がどんなに頑張っても河井武士の変態には及ばないのが実に憐れです。
次は主人公の高嶺竜児。彼に至っては前の試合で見せたブーメランフック(リングに竜巻が起こり相手を吹き飛ばす)のせいで対戦相手が恐怖に錯乱し、簡単に勝利してしまいました。対戦相手が恐怖で錯乱するボクシング漫画ってなんだ。
最後は関西チャンピオンの志那虎。冒頭にて、剣道で3人の相手を倒し(勝った、ではなく文字通り倒してます)ていた彼です。彼は一瞬で3発のパンチを左手だけで放つという「ローリング・サンダー」という技で勝利を収めます。今回のタイトルの「ローリング・サンダー」ですが、なんだか酷く地味です。都大会で高嶺と剣崎が拳が見えないレベルで殴り合ってた気がするんですが…。
ちなみに、これらの展開の途中で新潟代表の変態、河井武士が「フッ、聞えるよ姉さん。盛大なだけの交響曲が計算され尽くしたフルートの音色にかきけされるのが」とか何かトチ狂ったことを言ってて、とても面白いです。30分間ニヤニヤできる良いアニメです。
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