登場人物
【十二戦士】
十二支をモチーフにした12人の戦士。
十二神機に搭乗する資格を持つ。
【その他の人々】
- 聖上帝(せいじょうてい)
- 当代の帝皇で深月の父親。
- そろそろ60代。
- ヤンデレ。
- 三人官女
深月専属の女官。
嶋台允帆、長柄穣、久家加之の三人。
王蔵山は女人禁制なので、この三人は実は女装した男性。
異性装のみで去勢などをしているわけではない。
女装している主を慮って自分達も女装している。とかなんとか。単に女装させたいだけだが。
それまでは普通の男性として過ごしてきたため、しぐさや立ち居振る舞いも丁寧ではあるが女性のそれではない。
立ち位置は、左から[加之][嶋台][長柄]の順。嶋台がやや前に出る。
- 嶋台 允帆(しまだい
みつほ)
- 女官長。
- 30代。元・五城楼蔵人。
- 后妃付内侍局を母に持つ。
- 深月が那岐として王蔵山神殿に下向する際、深月の身を案じた内侍局の懇願を受ける形で、蔵人を辞し、深月に同行する。
- 三人の中で一番長く深月の傍にいる。
- 神殿に縛り付ける意図で、奥の殿の神殿の神官の一人(たぶん神官長あたり)と同性婚をさせられている。形式的な結婚だが、内心では伴侶を愛している。が、相手は自分を愛していないだろうと諦めてもいるが、実は相思相愛だったりもする。(いわゆる両片思いというやつ)
- 深月に対しては、母性も父性も抱いている。
- 立派にお育てしなければ、という責任感が強いため、どんなときでも冷静であろうとし、動揺も隠すため、深月に対して愛情がないかのように見えがちだが、実は三人の中で一番深い愛情を深月に抱いている。
- 「不敬ながら我が最愛の息子とも思って本日までお育てしてまいりました。」
- 長柄 穣(ながえ
じょう)
- 20代後半。元・陸軍士官候補生。
- 迅達より2〜3年くらい後輩。
- 薙刀使い。
- 三人の中では一番ゴツい。
- 女装もぎりぎりな感じ。
- 軍人上がりなので、三人の中では一番戦闘能力がある。
- 三人の中では一番最後に奥の殿に入った。
- 容姿端麗であったため、陸軍士官学校時代から近衛隊へのスカウトの声がかかっており、前途は順風だった。
- だが、クズ親の金銭トラブルに巻き込まれ、ヤクザに売られて輪姦され、体に刺青を入れられる。
- 順調な出世を同期に妬まれたとかでもいいな。←エリ8かっ
- 自分自身の慢心が原因で、とかもいいな。虚栄心の強いタイプとかね。
- クズ親でなくクズ彼でもいいかな。
- この時、肝炎にも罹患し、治療にまる一年を費やし、退学を余儀なくされる。
- 夢を絶たれヤケになりかけるが、素質を惜しんだ士官学校の恩師により、王蔵山神殿の女官に推薦される。
- ヤクザやクズ親とも別れられ、身も隠せるという利点もあるため、それを受け入れ、奥の殿に入り、まだ2、3歳だった深月に仕える事になる。
- 自分の体の刺青を恥じていて、決して人前では服を脱がない。
- 他人と入浴もしない。
- だが、自分への戒めとして刺青を消そうとは考えていない。
- 自分がなりたかった理想の軍人である武東に憧れを抱いている。
- 久家に対しては突込みが容赦ないが、ちょっと惚れてるっぽい感じも垣間見られる。
- 久家 加之(ひさげ
よしゆき)
- 20代。育児スキルA+。
- 父は王蔵山神殿の神官の一人。(たぶん副神官長くらい)
- 母は王蔵山の参道にある三角油揚げ屋さんの看板娘。
- すごいでかい揚げたての油揚げに七味醤油をかけて食べる。(モデルは定義山の定義とうふ店)
- 父と母の出会いは、神殿の修行が辛くて逃げ出した父を、母がお店に匿った事から。
- お店自慢のあつあつの揚げたて油揚げと味噌焼きおにぎりで気力を回復した父は、志を新たに神殿に戻る。
- が、その後、母は自分が身ごもっていることを知る。
- 父、あぶらげとおにぎりの他に看板娘も食った模様。母も若い神官さんが好みのタイプだった模様。
- 神官の修行の邪魔になっては、と、神殿には何も告げずに子供を産む決心をする母。
- しかし、名物店の看板娘が未婚のまま妊娠したらしい、というのは瞬く間に噂になり、その噂は神殿にも届く。
- 誰があの気立てのいい娘に不埒な真似を、と殺気立つ中、父はそれが自分の種であることを悟る。
- すぐさま神官長に自首し、退官の申し出をした足で、三角油揚げ屋さんに行き、母に土下座プロポーズ。
- 何やかやあって、父は神官をクビにはならず、円満結婚したが、父はまだ修行中の身だったため、夫婦は長く別居婚となる。
- やがて長男の加之が生まれたが、両親が共働きなので生後半年という頃から王蔵山の保育園に預けられていた。
- あまりに長く保育園にいたため、加之は成長に従って否応なく年少者の面倒を見ることとなる。
- 加之が小学生になると父が修行中から正式に神官となり、神殿に住み込みでなくなり、やっと夫婦生活がスタート、程なく弟妹が生まれる。
- そのため、加之と第二子は7歳離れている。
- 尚、母は一人娘だったため、父は婿入りをした。妻の父母同居である。
- 弟妹が生まれると、その子たちも保育園に預けられたため、加之は学校帰りに保育園に通い続け、なし崩し的に園の手伝いなどもするように。
- その為、へたな新人保母さんよりよほど優秀な育児スキルを身につけ、乳児のオムツ換え・寝かしつけから、幼児の遊び相手、ケガや疾病の簡単な応急処置にも長けるようになる。
- ちょうどその頃、王蔵山神殿にまだ乳児の深月が那岐として入ったが、養育を任された嶋台は若く不慣れなため、軽く育児ノイローゼのようになる。
- 周りも神官ばかりで育児経験者が少なく(既婚者はいても神殿勤めのため、育児は妻任せという人が多い)、小学生にして育児スキルA+の久家に声がかかる。
- 学校が終わると奥の殿に行って深月のベビーシッターをする、という生活が小学校・中学校と続く。
- 急に世話をしてもらえなくなった弟妹が焼きもちを焼くなんてこともあったり。
- 高校進学と共に一旦、奥の殿との縁が切れるが、嶋台からの正式な依頼があり、高校を卒業したところで、神殿の女官採用となる。
- ところで実は「加」に「よし」という読みはない。
- 城石舞也(しろいし
まいや)
- 皇國軍総本部中将。
- お髭のダンディなもうすぐ60代。
- まだ50代と言い張っている。
- 特務機関総司令官。
- 黎・磊兄弟の父親。
- 黎・磊兄弟と同じ色の髪。
- 公明正大の人。
- フェロモンだだ漏れ色気過剰中年。
- つか、この家系は黎も磊も揃ってフェロモン系色男。磊のみやや堅物に育ったので、ちょい青い感じ。
- 神祇伯(かみつかさのかみ)
- 祭祀を司る神祇官府の長官。
- 故・桂子后妃の父。深月の祖父。
2016/06/08
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