白と黒の宴 30


(30)
「…く…う…」
他に例えようのない苦しさにただ低く呻き緒方の胸に身体を預ける。
快感など感じていたつもりはなかったが、腸壁を限界まで押し広げて擦り上げられた
凄まじい刺激にほとんど条件反射的に精を吐き出させられたのだ。
両膝の下から手を抜くと緒方はそんなアキラの上半身に腕を回した。
体内で緒方自身をきつく締め付けながらアキラの身体は緒方に強く抱き締められた。
…震えてる?…緒方さんも…
怒りからなのか、何か別の感情からなのか、微かだったが、アキラを抱く緒方の腕や肩は
確かに震えていた。
その手でアキラの顎を拾い横に向かせて、緒方が唇を重ねて来る。
先刻までの荒々しい行為とうって代わって柔らかなキスだった。
恐怖心で開けられなかった目を恐る恐る開き、アキラは緒方を見つめる。
「…軽蔑してくれていい…」
唇の先を触れ合わせたまま緒方が言葉を発する。
唇は何度も重ねられ音を立ててアキラの舌を探り吸い取る。
そこには多少人間的な感情を取り戻した風があった。だがアキラを捕らえられた腕の力は
緩められる事なく手が指先がアキラの身体を弄り始める。
長く愛撫されて敏感なままの胸の突起に再び刺激が加えられる。
「ふ…う…んっ」
乳首を弄られる感触に反応してアキラの体内が締まると、それに呼応するように緒方自身が
脈打ち、更に膨れ上がって内部を押し広げアキラに切ない悲鳴を漏らさせる。



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