白と黒の宴 40
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緒方は固くそそり立った自分自身にもそれを塗ると、先端をアキラのアヌスに突き立てた。
それは滑らかに入り口の部分の肉を押し割らせて、兇悪な質量を中に潜り込まさせる。
「はあっ…!」
昨日よりあまりに早い挿入にアキラの四肢が緊張した。
だが塗られたものの助けで滞ることなく緒方自身がアキラの中に埋められて行く。
「…!!」
相当な圧迫感は前回と同様にアキラを苦しめたが、確実に身体は行為を学習し
それに慣れ始めていた。
激しく擦られる衝撃に備え血液が接合部に集められ感度と柔軟度を増していく。
限界近くまで薄く広げられた腸壁の粘膜を通して緒方の心臓の鼓動を克明に感じる。
獣の牙に捕らえられ、あと僅かに力を加えられれば皮膚が裂けて血が吹き出るような
緊張感によって嫌でも触感が高められる。
緒方が根元まで埋め切った真際にグンッと強く突いた。
「あっ…!」
その瞬間にビクンッと身体を震わせてアキラは射精した。
異物を最初に受け入れ通過させる時に強く感じる事を身体は得てしまっていた。
緒方はそんなアキラの反応を無視するように腰を動かし、締め付けてくる感触を味わう。
「んっ…くっ…ん」
内部を掻き回されて絶頂感を維持させられ、ビクッビクッとアキラの下肢が震える。
昨日とは違ってアキラはそれ程欲情していた訳では無かった。
だが自分の意志で緒方の望むものを与えようとしていた。
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