Arcadia Discography

So Red the Rose

Power Stationに続いて今度はArcadiaの『So Red the Rose』の紹介です。
Power Stationはファースト・アルバムをリリースしてから12年後に再び集まってセカンドアルバムをリリースしましたが
Arcadiaのアルバムはこの1枚だけです。
この後すぐにアンディが、10数年後にはジョンが
Duran Duranから脱退してしまうのでArcadiaの核であるニックにしてみればArcadiaで挑戦した事が
Duran Duranで出来てしまったので、わざわざArcadiaを始動させる必要も無かったのでしょう。

アルバムには全部で9曲が収録されていますが、全曲Arcadiaのオリジナルです。
プロデューサーは『Sevev and the Ragged Tiger』と同じアレックス・サドキンとArcadiaです。

Side A

1.Election Day

 アルバムに先駆けてリリースされたファースト・シングルです。
 シングルだけあってこのアルバムの中では聴き易い曲だと思います。
 ライナーノーツには「一度聴いただけでは解らない奥深いものがある。」と書いてありましたが、
 私はライナーノーツを書いた人が好きではないので、逆に「シングルだから解り易いほうが良いんじゃないか?」と思ってます。 

2.Keep Me in the Dark

 Arcadiaの曲ではわりとアップテンポな曲です。
 歌詞も韻を踏んでいるので聴き取り易いと思います。
 アルバムに収められている曲全部が
Duran Duranでリリースしてもおかしくないのですが、この曲が一番Duran Duranに近い曲です。

3.Goodbye Is Forever

 この曲は確かセカンドシングルでした。
 この曲は“Election Day”ほどヒットはしませんでした。
 でもArcadiaを聴いているとサイモンの作詞の能力が飛躍的に上がったと思えます。

4.Missing

 いよいよニックの本領発揮といった曲でしょうか?
 ドラム、ギターが一切入ってません。
 おそらくサイモンとニックとプロデューサーだけでレコーディングされたのではないでしょうか?

5.The Flame

 私がこのアルバムで一番好きな歌詞です。
 特にサビの“One from the heart, ,one for this presiuos shining(心のこもったものを一つ、この尊い輝きのために)”のところは大好きです。

Side B

1.Rose Arcana

 Side Bはこの曲の後に大曲が続いているのためにこういう短いインストゥルメンタルを入れたのでしょう。 いわば序曲です。

2.The Promise

 私が曲で一番のお気に入りを選ぶとするならばはこの曲です。
 7分を超える曲ですがそんな時間を感じさせない曲だと思います。
 サビの部分ではスティングがバック・コーラスで参加しています。 一度聴いただけでスティングと判らせてしまう存在感は素晴らしい声だと思います。 

3.El Diablo

 嫌いな曲ではないのですが特にコメントはありません。

4.Lady Ice

 最初は静かにそして不気味に始まる曲です。
 Japanの“The Other Side of Life”を彷彿させる曲だと思います。
 退屈な曲だと思いますが、強く印象に残る曲です。

すごく簡単に紹介しましたが、私もリリースされた頃は毎日のように聴いていました。
ただ、あれから私も趣味趣向の変化で、最近はこのアルバムを聴いてないのが現実です。

 

Duran Duran Rio Seven and the Ragged Tiger Arena

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