Duran Duran Discography

Rio

リリース当時、このアルバムは海外のアーティストのアルバムにしては珍しくライナーノーツが入ってませんでした。
歌詞カードとその対訳が書いてあったジャケット・サイズの紙だけでした。 あとメンバーの写真が写ってました。
このカバー・イラストはシングル“My Own Way”と同じパトリック・ナーゲルという人が書いた物です。
プローデューサーはファースト・アルバムと同じコリン・サーストンです。

Side A

1.Rio

  アルバムのタイトル・チューンです。
  “Rio”っていうのはポルトガル語で「川」という意味ですが曲の中では女の子の名前として歌っています。
  あとメンバー達は「僕らが目指すべき所をシンボルライズしたもの。」と言ってました。

2.My Own way

  アルバムに先がげてリリースされたイギリスでは4枚目のシングルです。
  シングル・ヴァージョンの方がかなりカッコイイのに何故こんなアレンジにしてしまったのか?不思議です。
  この曲はシングル・ヴァージョンを元にして作った“Night Version”があります。
  シングルはCDになっていないので“Nght Version”を聴く事をお勧めします。
  でもその“Night Version”が収録されている『Duran Duran MiniAlbum×4』も今では廃盤です。 スイマセン。
  あっ、『Strange Behaviour』というロング・ヴァージョンばかりを集めた2枚組アルバムが発売中でした。

3.Lonely in Your Nightmare / 悪夢の中の孤独

  “Rio”に替わってシングル・リリースをする予定だった曲です。
  私はジョンのベースが「ウネウネ」いっててかなりのお気に入りです。
  当時は昼下がりの眠い時間に聴くと気持ちよかったです。
  この曲も後にリリースされるビデオ・アルバム用にプロモ・ビデオが撮影されました。

4.Hungry Like the Wolf / 狼のように飢えて

  何度もシングル再リリース重ねてやっとアメリカでブレイクした曲です。
  ド頭に女の子の「ハハッ!」っていう笑い声と強烈なギターのグリス・ダウンで始まるこの曲のキャッチーなメロディと
  その頃アメリカでスタートしたMTVのヘビー・ローテーションにもなりまして相乗効果でヒットしたんではないでしょうか。

5.Hold Back the Rain

  アルバムの歌詞カードにはこの曲の全部の歌詞が載っているんですが、アルバムに収録された曲は歌詞全部を歌ってません。
  私は歌詞全部を歌っているミニ・アルバム『Carnival』に収録された“Remix”を先に聴いたものですから最初は戸惑ってしまいました。
  後にCD再リリ−スになってアナログ盤とは別のテイクが収録されて、ようやく全部の歌詞が聴かれるようになりました。

Side B

1.New Religion

  曲の中では歌ってませんが歌詞カードの冒頭に
  「自我とその分身との会話。」
  と書かれています。
  この曲の詞はファースト・アルバムの“Friends of Mine”と同じ頃に書かれたものでしょう。
  メンバー達はかなりこの曲を気に入っているみたいで長い間ツアーでも演奏されました。
  この曲にはコーラス部分のボーカルだけを残した感じの“Carnival Version”があります。

2.Last Chance on the Stairway

  リリ−スされた頃のある音楽雑誌で
  「マイケル・ジャクソン風の“Last Chance on the Stairway”など…。」
  と紹介されてました。
  当時から思っていましたけど「何処がマイケル・ジャクソンなんだぁ!?」といった曲です。

3.Save a Prayer

  ついに出た! Duran Duran史上最強のバラード。
  この曲に関しては何も言うことはありません。 とにかく聴いてください。
  私にとってはLed Zeppelinの“All My Love”やPaul McCartney & Wingsの“My Love”と同様に聴けば涙する曲です。
  ライヴではサイモンがアコースティック・ギターを持てばこの曲が始まる合図になっています。すると会場の至る所でペン・ライトやライターが灯り始めます。
  でも、詞の内容としては男が旅先で女をナンパする歌です。 念のため。

4.The Chauffeur

  前曲の“Save a Prayer”の余韻を残しつつ始まる静かな曲です。
  シングル“Rio”のカップリングとして“Sing Blue Silver”というヴァージョン使われたのですが違いは良く解りませんでした。
  っていうかそのヴァージョンの記憶が殆ど残ってません。
  この曲もビデオ・アルバム用にビデオが撮影されましたが、メンバーは誰一人として登場してきません。

あとアルバムに収録されずにシングルのカップリングとして使われた曲です。
このアルバムからのシングル・カップリング曲はアルバムの曲のライヴ・テイクや別のヴァージョンを収録していたので
“My Own Way”のカップリング曲だけです。

1.Like an Angel

  これといってコメントはありません。
  “Lonely in Your Nightmare”や“Last Chance on the Stairway”の雰囲気を持つ曲です。

最後になりましたが、このアルバムは今年になってデジタル・リマスター処理をされ、
更にビデオ・クリップまでもがCDデータとして追加収録される形で再リリースされました。

 

Duran Duran Seven and the Ragged Tiger Arena

The Power Station So Red the Rose

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