Duran Duranのこれまでにリリースされたアルバムやシングルを紹介します。
記念すべき彼らのデビュー・アルバムです。
デビュー・アルバムのライナーノーツには“Planet
Earth”のビデオの中で踊っている
ニュー・ロマンティック・ダンス?のステップが御丁寧に書かれてました。
プロデューサーはコリン・サーストンという人です。
Side A
1.Girls on Film / グラビアの美少女
本国イギリスでは3枚目のシングルです。
イントロのシャッター音はニコンのカメラらしいです。
この曲自体はサイモンがDuran Duranに加入する前からあったらしいです。
で、サイモンがバンドに入って歌詞を書き替えたり付け加えたりしてこの形になりました。
最近までこの曲には別のヴァージョンは“Night
Version”だけしか存在しないと思っていたのですが、実はかなりの数の別ヴァージョンが存在していました。
2.Planet Earth
デビュー・シングルです。
歌い出しの歌詞なんかも 『さぁ、これから頑張るぞっ!』 っていう感じがして気持ち良いです。
“雨がそぼ降る黄昏時が見たくて表に出てきただけさ。”
みたいな。
この曲にも他に数々のヴァージョンがあります。
Duran Duranはデビュー当時からプロモーション・ビデオの製作には積極的に取りかかってました。
プローモーション・ビデオ関しては別のページでコメントします。
3.Anyone Out There / 誰かがそこにいる
この曲は取りたててコメントするほどの曲でもないです。
私個人にも思い出があるわけではありません。
4.To the Shore / 海辺へ
多分、初めて耳にする彼らのスロー・テンポな曲です。
この曲は後に悲劇に遭うんです。
悲劇というのは80年代終わりにCDが登場してきます。
彼らのアルバムも後に説明する『Notorious』『Big
Thing』の2枚はアナログ盤とCDがリリースされました。
そこで彼らの古いアルバムもCDとして再リリースされた時、このデビュー・アルバムは
1983年に“Is There Something I Should Know ?”を加えた再発のアルバムが元になってCDになりました。
が、ナントそのCDはアナログ・アルバムにはチャンと収録されていたこの曲がカットされていたんです。
再発売CD未収録というのがこの曲の悲劇です。
5.Careless Memories
本国イギリスでは“Planet Earth”に続くセカンド・シングルとしてリリースされました。
しかし本国の様子を見て発売する日本などではシングル・リリースはありませんでした。
かなりテンポの速い曲です。 メンバーたちはあまりこの曲には好感を持ってませんが、私は好きです。
昔、昔、この曲は坂上忍がカバーしてましたね。 日本語の歌詞をつけて。
Sibe B
1.Nightboat
なんか不気味なイントロで始まる曲です。 私はこの曲が好きではありませんでした。
でも90年代終わりに『Duran Duran Tribute Album』の中でDeftonesがナカナカ良いアレンジでカヴァーしたのを聴いて
この曲の偏見を取り除きました。
この曲は後にリリースされるビデオ・アルバム用にビデオが撮影されました。
2.Sound of Thunder / 雷鳴
サイモンがバンドに加入して初めて詞を書いた曲ですね。
サイモンがDuran
Duranに加入した経緯は失恋だったんです。
失恋して失意のどん底にあったサイモンは、当時、バンドが箱バンとして活動していたバーにいました。
そのバーの名前は“Ram Runner”と言いまして、そこでアルバイトをしていたサイモンの友達の紹介でバンドに加入しました。
だからこのデビュー・アルバムとセカンド・アルバム『Rio』には失恋の気持ちを歌った曲が多いんです。
3.Friends of Mine
イントロが前曲の“Soundo of
Thunder”に似てシンセサイザーとシーケンサーの音がフェイド・インしてきます。
本来ならセカンド・シングルになる予定の曲でした。 少なくともメンバー達はそのつもりでした。
が、レコード会社がシングル向きの曲ではないと判断した為止む無くシングルは“Careless
Memories”に差し替えられたんです。
この“Friends of Mine”の意味は自我の分身ということです。 その後、自我の分身というのは別の単語に変わって表現されていきます。
4.Tel-Aviv
インストゥルメンタルです。 途中、「ア〜〜、ア〜、ア〜〜ア〜」と遠くで叫んでいます。
本当はこの曲にも歌詞が付いていたんですが曲に合わなかったのかレコードではインストゥルメンタルになりました。
他にもボツになった詞がありまして“Under
Neath the Clock Tower”という詞もあったらしいです。
あとアルバムに収録されずにシングルのカップリングとして使われた曲です。
1.Late Bar
“Planet Earth”のカップリング曲です。 特にコメントはありません。
2.Khanada
“Careless Memories”のカップリング曲です。
この曲と次に紹介する“Fame”は日本向けに企画されたミニ・アルバム『Nite
Romantics』に収録されました。
3.Fame
12インチ・シングルの“Careless
Memories”のカップリング曲です。 デヴィッド・ボウイのカヴァーですね。
原曲はデヴィッド・ボウイの『Young American』に収録されてます。 何とデヴィッド・ボウイ/ジョン・レノン/カルロス・アロマーの共作です。
4.Faster than Light / 光速を超えて
“Girls on Film”のカップリング曲です。 ブートレッグCDなんかでライヴ・ヴァージョンを聴いた事があるんですが
ライヴ・ヴァージョンの方がテンポも速くて数段カッコイイです。
1983年にシングル“Is
There Something I Should Know ?”がリリースされました。
単なるファン・サービス?でその曲をを加えた形でファースト・アルバムが再リリースされたんだっけ?
あっ、違います。 思い出しました。
アルバム『Rio』の成功の後にリリースされた“Is
There Something I Should Know ?”でのアメリカでDuran Duranの知名度が飛躍的に上がり
アメリカでは発売されていなかったファースト・アルバムをこの曲を加えた形でリリースしたんです。
またこの曲でバンドは初めてイアン・リトルという人と共同という形ではありますがセルフ・プロデュースを体験します。
では、新たに追加された曲とカップリング曲です。
Is There Something I Should Know ? / プリーズ・テル・ミー・ナウ
リリ−ス当時は「ビートルズ風な曲」って雑誌には書かれてました。
イントロ無しで始まる感じや三声、四声のコーラス・ハーモニーをつけているところが【ビートルズ風】だったんでしょう。
この曲はバンドにとってはじめてイギリスのチャート1位を獲得しました。
しかもチャート初登場で1位です。 アメリカではあまり考えられないことですがイギリスや日本ではありがちな話です。
Faith in This Colour / 色鮮やかに
インストゥルメンタルです。 特にコメントする必要も無い曲です。
他に“Slow Version”っていうヴァージョンもあります。
プロデューサーが変わったためかサウンドは前の2枚のアルバムと比べてかなり変わってきています。
ギター・サウンドはコーラスとディレイを深く掛け、ドラムのスネアにもかなり深いエフェクトを掛けています。