200502.html

　吉里吉里を色々いじったりしてるんだけれど、作りたいものがぼんやりとしか見えてなくて、まとまったり形になったりしない、というか、ここに書けるほどのことにならないので、自分だけで煮詰まっちゃってストレスがたまるー。

　ヒントを探して彷徨っていたら、らんかさんのサイトにて『ダイアログだんぢょん』のサンプルを発見。その超シンプルダンジョンを感心して触っているうちにローグライクな欲望がわいてきた。

　敵も出さないしダンジョン生成もしない、ほとんど二択しかないこの状態のままもっと拡大させてランダム性を増やせないかと思いはじめる。

　まずこの『ダイアログだんぢょん』を解析させてもらうことにしよう。そんで自分なりのランダムダンジョンを作ってみよう。

たぶん参考にするだろう物

　ダイアログだんぢょん　NetHack　*band　隣の部屋の魔王　ランス5D　ライヂング☆スター7

らんかさんの吉里吉里版ダイアログだんぢょんを解析してみた。

これは「天空遊戯 〜ダイアログだんぢょん〜」のサンプル版だそうです。

まずダンジョンに入るかそうでないか選ぶことができます（入らないということは、要するにプレイしないということです）

１〜６までのランダム（1D6ですね）で１，２，５なら普通の通路が続きます。
前へ進むかやめるかの二択しかありません。ちなみにやめるには脱出の呪文を使っていつでも脱出できます。

３ならお宝を発見します。『ん？　何か光るモノが…』というメッセージが出て、調べるか無視するか選べます。
４ならお宝を発見します。『ん？　何か踏んづけた…』というメッセージが出て、調べるか無視するか選べます。
３と４の違いはメッセージの違いのほかに、お宝の種類の違いと、４なら罠（いままでのお宝を失う）の可能性があることです。

６なら分かれ道があります。左か右かのどちらかを選べます。どちらを選んでも違いはないようです。

お宝発見１（光るモノ）　１〜３のランダムで選ばれます。
１ キレイな光る石　10枚
２ 青い水晶　20枚
３ 赤い水晶　15枚

後が金貨何枚の価値に相当するかを示します。ゲーム終了まではわかりません。

お宝発見２（踏んづけた）１〜５のランダムで選ばれます。お宝がゼロ以下なら１〜４で選びます。
１，２ 緑の水晶　10枚
３，４ 飾り石　5枚
５ 小さな穴　-20枚

５が出ると、小さな穴に落としたということで今まで手に入れたお宝を金貨20枚相当分失ったことになります。

分かれ道
１〜４のランダムで３が出るとダンジョンは終了します。

　フヒヒヒ。研究の為と称して『回廊』とか『水色の塔』とか色々プレイしてたのですが非常に面白くよくできてて、そしたらだんだん満たされてきて作る気なくなってきました。

ロロ「

ダメ人間」

　一本道で前進でクリアできるゲームのコンセプトとしては、『アングバンドタイプ』と言いましょうか、
繰り返し挑戦してレベルを上げて到達するタイプのものが多そうです。この場合は、『どこで退くか』というのがひとつのゲーム要素になっています。

　こういうタイプのゲームは多いとわかったので、『ネットハックタイプ』つまり、前進だけで退かないタイプのゲームを目指してみます。
ところが、ただ退かないだけでプレイヤーがクリックするだけだとネットハックとは言えず、『どう戦うか』というのをゲーム要素として取り込まねばなりません。

　で、どうしましょう。

シャドウタワーシリーズに『アビス』というゲームがありますが、これはネットハックやアングバンドのようなランダムダンジョン生成系のフリーソフトゲーム。
操作感覚はキングス・フィールドにそっくり。ジョイスティックにPSのパッドをつなぐと、ほとんどそのまんまの操作にできる。

左右旋回がものすごく遅く感じるんだけど、ほっとかれると延々やり続けてしまいそうで恐ろしい。

今レベル20で5階をうろついている。なんかやたらレベル上がる。耐麻痺装備もそろえたので、そろそろもう下へいくつもり。
Lv26、8階で耐麻痺の耐毒のレザーアーマーゲット。

Lv31、7階で幸運の対霊のバトルアックスゲット、吸血のバトルアックスと交換する。吸血属性は吸血の指輪と幸運の指輪を交換して得る。

　9階もほぼ敵なしの状態になってきたので、10階へ。
紫ローブの魔法使いに呪文を数発浴びただけでノックアウト。鎧と指輪すべてと、杖をいくつか失う。
10階からは難易度が跳ね上がるのかもしれない。ともかく属性をまた集めなおしだ…こんな時のために今度からいいエゴはちゃんと持って帰って保管しておこう。

　アビスの裏手に、北西の洞窟という場所を発見。おそらくメインダンジョンであるアビスのほかにも、井戸の底や森の中に色んなダンジョンが仕掛けてあるなど、異様に凝っている。北西の洞窟は１階層しかないみたいだが、明星の鎧（防：２２）というヨロイを発見。こんなの見たことない。耐暗闇属性を持っているところをみると、ユニークアイテムなのかもしれない。
ヨロイが貧弱だったので喜んで着る。

ゴーレムの迷宮2階で、ねんがんの　アイスソードを　てにいれたぞ！
これは麻痺攻撃を付与する剣で、攻撃力がメチャメチャ高い！　やった！

　満を持して挑んだ10階、紫の『ヤツ』以外は9階とまったく変わりのない雑魚ばかりだった。

　そして一匹だけいる『ヤツ』に再挑戦したところ、魔法が強いのではなく、直接殴ると自分が瀕死になっていたということがわかった。こういう能力を何と言えばいいんだろう。物理反射？　ナズグル系？

　とにかく直接攻撃を繰り返すわけにはいかないので、間合いをとって矢で攻撃する。ところがコイツ、矢を何本撃っても死にやしねえ。

　封印の矢による呪文封じも効かないみたい。どうやら一匹だけ存在するユニーク・モンスターらしいということ、それにこの耐久力、こいつはボス、少なくとも中ボス級の敵らしい。

　持っていたファイアボールの杖2本分、14発を大盤振る舞いで全弾撃ち尽くす。ピンピンしてるよ……この耐久力と攻撃能力の高さでほぼラスボス確定。

　ついにラスボスなのかという感慨より、無限に続くのではないかと思っていた迷宮が10階で打ち止めだと思うとさびしい。さびしいからって気を抜くと死ぬけど。

　万策尽きて、苦し紛れに使ったアイスソードの一撃で倒れた。

　紫のローブのひとが持っていた『神秘の鍵』をゲット。その後探索するがやはり下への階段はない。鍵を地上に持って帰ったら名前に称号『**』がついた。やっぱりこれで終了みたい。

　称号はウィザードリィみたいで懐かしくも嬉しいが、まだまだ延々潜れると思ってたので残念だ。バージョンアップに期待しよう。あーおもしろかった！

　『閉まってなかったから』『カメラ見てなかったから』ってアホか。おまえらの思考回路はつぎつぎ侵入してくる悪人を監視し続けるゲームウォッチか。

　こういう人権を護ってやってもしょうがない生きててもしょうがないバカをＶ６司会のもと楽しく見せしめ死刑にする番組とかできねえかなあ。そしたら模倣犯減ると思うのに。

ロロ「

絶対無理ですがそれよりなぜＶ６」

　んー、あんま名司会だと悲愴感とか出しちゃったりしてバカをヒーローに祭り上げちゃったりしたら嫌だから。その点Ｖ６だったら自分らだけで盛り上がってバカをないがしろにしてくれそう。

ロロ「

お前がファンに殺されろ」

　と思うようになってきた。好きな作家さんが何年もシリーズをほったらかしにしてるのを見ると気の毒かつ腹立たしくなってくる。
　時間は有限で、駄作でも出さないよりはずっと価値があるっつー気がひしひしとしてきた。ので今週から焦ります。表明します。

　少なくとも一週間に一本のペースで作品を発表する（どんなクズや作りかけであっても、一応体裁を整える）

　といったところで。

　吉里吉里のデフォルトカーソルの『手』って、他のアプリ（IEとか）の手と微妙に違うことに気づいた。

　アプリケーションの中で定義しているだけならべつだん不思議はないんだけど、なんとなーくこの手の形は懐かしいというか古臭い気がして、これは昔の（Windows3.1時代の）手ではないかという疑いをもった。で、ちょっと調べてみました。

ロロ「

これがつらく長い旅の始まりだとは誰も気づいていませんでした」

　まず二つのカーソルを比べてみます。

これがIEの『手』ハンドカーソル。

で、こっちが吉里吉里でのハンドカーソル。

　映ってねえじゃねえか。

ロロ「

トリムしてる時に気づいている癖にわざとらしい」

　というわけでマウスもキャプチャーできるソフトを導入することにしました。

ロロ「

では調べたキャプチャーソフトのレビューです。今回必要なのは『マウスのキャプチャー機能』なのでそれ以外の機能や長所はほとんど無視していますので悪しからずご了承ください」

（リンク先はVectorです）

マウスもキャプチャー 1.03

その名も『マウスもキャプチャー』、常駐させるだけでマウスがキャプチャーできるというシンプルさ。

ところが何の不具合か98じゃちゃんと動かない……なんかマウスカーソル『だけ』キャプチャーできたりします。

ちょっと申し訳ないが原因究明するのめんどうなので別のソフトを探そう。

2005/02/24追記：Windows2000では正常に動作しました。

みやきゃっぷ【一発キャプチャ】 1.3.0

マウスキャプチャできるというふれこみなのですが、カーソル種類もカーソル位置も追尾してくれません。

本当にただの偽カーソルなので今回の趣旨には合わないです。

CutWin32

カーソル位置は追尾してくれるのですが、カーソル種類は普通の矢印しかキャプチャできません。

もしコントロールパネルで、通常の選択ポインタをカスタマイズしていても、普通の白矢印しか出ません。

これも今回の趣旨には……

adelie works - Screen Shot! 1.2

う……？　ちょっと動作が微妙です。順を追って説明します。

まず、カーソル位置は追尾してくれます。そして、IEのハンドカーソル、吉里吉里でのハンドカーソルについては

2つとも問題なくキャプチャできました。今回の要件にはこれで十分です。

ただしコントロールパネルでのカスタマイズは反映されませんでした。

クリップボードに入れる機能が無いのですが、PNGに変換して連番で保存してくれる、オプションによっては縮小もしてくれるのでそういう用途が多いのであれば便利だと思います。

Atropos

やっとカーソル位置もカーソル種類も合わせてキャプチャできるソフトに出会えました。

ハンドカーソルを含むアプリケーションの独自カーソル、カスタマイズした各カーソルを含めすべて再現されました。

今のところ『マウスのキャプチャー機能』についてはこれだけが合格点です。

PNG変換や連番機能もあるしこれ使わせてもらおうかなーという気がしています。

キャプラ

位置：追随、カーソル種類はすべてカスタマイズした『通常の選択』ポインタとなります。

なんかどのソフトも挙動が違いますね……

どうもWindowsのこの辺の挙動にはマモノが棲んでるような気がします。

EasyShot 2.10b

なぜか真っ黒になってキャプチャできませんでした。評価不能。

2005/02/24追記：Windows2000では正常に動作しました。

画面ライター v2.22

カーソル位置、カーソル種類すべて再現されました。

こちらも『マウスキャプチャー機能』については合格とさせていただきます。

WinShot 1.51

こちらも『マウスキャプチャー機能』については合格とさせていただきます。

　合格をつけたソフトの中でも、エクスプローラでドラッグ中の『+』付きカーソルの再現性は各ソフト微妙に違うことに後から気づいたのですが、正直この先は魑魅魍魎な気がして来たので立ち入りません。ハンドカーソルです。ハンドカーソルの話に戻ります。

　ネットで調べてるだけではラチあかなかったので、インクルードファイル winuser.h の中を『HAND』で検索してみた。
　何やら定数 WINVER による条件コンパイル、つまりバージョンによる改変が加えられているのがわかる。
　この『手』をデフォルトで表示できるのはWindows2000以降…？

ロロ「

明日は自分のプログラムで出してみることにします」

　WM_PAINTってどう書くんだっけうへへ。

　キャプチャーソフトのレビュー Windows98SEで調べたフリーソフトのリンク先追加とWindows2000での追試を行った。

　ようやくキャプチャできた吉里吉里の手カーソルを出しまする。

これがIEの『手』ハンドカーソル。

で、こっちが吉里吉里でのハンドカーソル。

　マジで何もかも忘れてるので過去のソースファイルをファイル検索したり、ネットで検索する。

　さらに試行錯誤のすえDrawIconExでアイコンだけでなくマウスカーソルも描画できることにたどりつく。

　OCR_APPSTARTING はアレだった。矢印の右側に小さい砂時計の出るアレ。
　結局吉里吉里の手はなんなんだかは結局わからずじまい。

　ついに吉里吉里のソースを読む時が来たぞ。

　読むというか検索してるだけなんだけどね。結局マウスカーソルのまわりは TForm というクラスに一任していることが分かった。

ロロ「

TForm …… C++Builderのクラスですね」

　あー、んじゃこっから先はわかんねえや。ひょっとしてビルダーで作ったアプリケーションのデフォルト手はみんなこれなん？
なんだー、3.1の古い手だと思ったのは気のせいなのかね。

　おそらくIEで手が多用される前から、Borlandのこのハンドカーソルは存在していたのだろう。古臭く感じたのはそのせいであるまいか。

　窓の手の手（ややこしいな）も吉里吉里の手と一緒だった。

　窓の手もBorlandで作成されているんでしょうな。

　デフォルトカーソルは同じ形なのになぜここだけボーランド手なんだろうかと思っていたら、
　コントロールパネルのマウス・ポインタ・リンクの選択　で変えても反映されないアプリケーションが多いことに気づいた。

IE6 自前リソース
吉里吉里、窓の手 自前リソース
ClockLauncher Windowsリソース IDC_HAND (OCR_HAND)

IDC_HANDは98〜らしいので、もはや過渡期ではないので IDC_HANDを使うべきだと思うんだけどー
この辺どうなんだろ。もうちょっと調べてもいいかもしれない。

それはそうと、GetCursorInfoを使ってマウスカーソルを取りこむ実験。マウスキャプチャもこのAPIを使っているみたいだ。
95以前で正しいマウスカーソルがキャプチャできないのもこのAPIが無いせいらしい。

GetCursorInfoがなぜかコンパイルできないよ問題発生。原因はWINVER。
なぜかBCC++5.5のインクルードファイルは、95API以外はじっぱひとからげにWINVER>=0x500にしてあり、Windows2000未満98以上を対象にしたアプリが書きにくいざますよ。これも今知ったんだけど。

で、やってみたけど何も表示されない。どうやら cbSize をセットしないといかんみたい。
で、やっと出た。

　　ソース(dat/CursorTest.cpp.txt) (3.57K) BCC++5.0でコンパイル VC++.net でもヘッダファイル周り修正で動作確認。

　悩んでる時にこのページを見つけてればもっと早く解決したのに…

Halbow資料館のスクリーンキャプチャ

http://homepage2.nifty.com/Mr_XRAY/Halbow/Notes/N009.html